ジョーン・ジェットの半生描いたドキュメンタリー映画が日本初上映、日本語版予告編解禁
ジョーン・ジェットの半生描いたドキュメンタリー映画が日本初上映、日本語版予告編解禁

 今秋開催が予定されるロック・ドキュメンタリー特集上映映画フェスティバル【UNDERDOCS(アンダードックス)】にて、『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』が日本初上映される。このたび同作の日本語字幕付き予告編、および【サンダンス映画祭】上映時のビジュアル、場面写真が解禁された。

 日本未紹介の新作や長年上映されていない旧作など、“アンダーグラウンドなロック・ドキュメンタリー映画”にスポットライトをあてたシネマート新宿による新企画【UNDERDOCS(アンダードックス)】。同特集上映では、「アイ・ラヴ・ロックンロール」でもお馴染みの女性ロックギタリスト、ジョーン・ジェットの半生を描いたドキュメンタリー映画『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』を上映する。

 ジョーン・ジェットは70年代末に日本でも人気を博した女性ロックバンドのパイオニア、ザ・ランナウェイズの中心メンバーであり、解散後はジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツとして活動し「アイ・ラヴ・ロックンロール」が全米ビルボードチャート7週連続1位を獲得。2015年には【ロックの殿堂】入りを果たした。

 今回解禁された予告編では、ジョーン・ジェット本人の言葉で「ジミ・ヘンドリックスは女性がロックンロールをやるのは<宇宙人のようだ>と語っていたが、まったくその通りだった」との言葉で始まる。男社会である音楽業界でサヴァイヴしてきた一端がイギー・ポップやデボラ・ハリー(ブロンディ)の言葉とともに紹介され、当初は「かわいいね」と言われたのが後に「アバズレ」と呼ばれるよう変化していった様子が語られている。
https://youtu.be/wBJ1cwRekJw

 多くのレコード会社に拒絶され、「ギターはいらない」と言われ、あくまで性的興味を引くための道具としてしか自身の存在を見ない世界の中で(日本でレコードが発売されたランナウェイズの1stアルバムの邦題は『悩殺爆弾~禁断のロックン・ロール・クィーン』だった)、迎合せず、妥協せず、純粋にロックをやることだけを目的に生き延びてきたジョーン・ジェットの人生を垣間見れる映画となっている。

 なお、映画には本人のほか、サンディ・ウェストとシェリー・カーリー(ザ・ランナウェイズ)、イギー・ポップ、ビリー・ジョー・アームストロング(グリーン・デイ)、アダム・ホロヴィッツ(ビースティ・ボーイズ)、ピート・タウンゼンド(ザ・フー)、マイリー・サイラス、マイケル・J・フォックス、クリステン・スチュワート(映画『ランナウェイズ』でジョーン・ジェット役を演じた)など、豪華な面々が登場する。

 映画『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』は今秋、シネマート新宿・シネマート心斎橋で開催されるロック・ドキュメンタリー特集上映映画フェスティバル【UNDERDOCS】にて日本初上映される。



◎映画情報
映画『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』
2018年|アメリカ映画|95分|原題:BAD REPUTATION
監督:ケヴィン・カースレイク
(c)2018 Bad Reputation LLC

◎イベント情報
【UNDERDOCS(アンダードックス)】
主催:エスピーオー/ビーズインターナショナル/キングレコード
シネマート新宿/シネマート心斎橋にて2020年秋開催