ジャスティン・ティンバーレイク、南部連合関連像は撤去すべきとツイート
ジャスティン・ティンバーレイク、南部連合関連像は撤去すべきとツイート

 先月声をあげた同郷のテイラー・スウィフトに続き、米南部テネシー州出身のジャスティン・ティンバーレイクが、南部連合を象徴する人物の像を公共の場から撤去すべきだとの見解を示した。

 2020年7月4日の米独立記念日にアメリカ自由人権協会(ACLU)が、ネイサン・ベッドフォード・フォレスト(Nathan Bedford Forrest)の像がテネシー州議会議事堂内にいまだに設置されていることをTwitterで指摘した。フォレストは南北戦争時代の南軍将軍で、ピロー砦の戦いにおける北軍黒人兵士の大虐殺という同戦争中最悪の残虐行為を指揮したほか、クー・クラックス・クラン(KKK)の結成者であり初代グランド・ウィザード(最高指導者)だった人物だ。

 ティンバーレイクはACLUの投稿を引用リツイートする形で、「我々がアメリカにおける人種差別に抗議すると、アメリカそのものに抗議していると思ってしまう人々がいる。何故そのような反応をするのか?それは、人種差別を信じ、そこから恩恵を受けていた男たちによってアメリカが築かれたからだ。単純明快だね。我々が先へと進むつもりなら、これらの南部連合を象徴する像は取り壊されなければならない」と綴った。イン・シンクの元メンバーで、自身も南部出身者のランス・バスがティンバーレイクの投稿に、 “Amen!”(そのとおり!)と反応している。

 トランプ米大統領はここ1か月の間、これらの南部連合像は守られるべきであると繰り返し主張し、先週はエリザベス・ウォーレン上院議員に対し人種差別的な中傷をしながら、ロバート・E・リーやブラクストン・ブラッグなどの南軍将軍の名前が付けられた軍事基地の名称変更に関する法案には全て拒否権を発動するとツイートした。