【米ビルボード・アルバム・チャート】ガンナ自身初のNo.1、The 1975はTOP5デビュー 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【米ビルボード・アルバム・チャート】ガンナ自身初のNo.1、The 1975はTOP5デビュー

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【米ビルボード・アルバム・チャート】ガンナ自身初のNo.1、The 1975はTOP5デビュー

【米ビルボード・アルバム・チャート】ガンナ自身初のNo.1、The 1975はTOP5デビュー


 米ジョージア州アトランタ出身のラッパー、ガンナの新作『ワンナ』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 本作は、昨年2月にリリースしたデビュー・アルバム『ドリップ・オア・ドラウン2』に続く2枚目のスタジオ・アルバムで、その前作が記録した3位を上回る自己最高位更新、そしてBillboard 200初のNo.1獲得を果たした。TOP10入りは、4位をマークしたリル・ベイビーとのジョイント作『ドリップ・ハーダー』(2018年)含む、通算3作目。R&B/ヒップホップ・アルバム・チャート、ラップ・アルバム・チャートでは、『ドリップ・ハーダー』から2作連続の首位を獲得している。

 『ワンナ』の初動ユニットは111,000で、そのうちアルバム・ストリーミングによるユニット(SEA)が106,000と、そのほとんどをストリーミングが占めた。アルバムの週間視聴回数は1億4,360万回で、今週最大の視聴回数を記録している。楽曲単体によるユニット数(TEA)は1,000で、アルバムのセールスはわずか4,000だった。前作『ドリップ・オア・ドラウン2』の初動ユニットは90,000で、週間ユニット数も自己最高記録を更新。今後、グッズの販売やパッケージがリリースされれば、セールスの上昇も期待できる。

 本作からは、3月に1stシングル「スカイボックス」が、そして発売直前にタイトル曲がシングル・カットされているが、いずれもソング・チャート“Hot 100”にランクインしていない。にもかかわらず、10万ユニットを超えてNo.1デビューするというのは、彼の人気の高さを物語る。シングル・ヒットはないものの、リル・ウージー・ヴァートやロディ・リッチ、NAV等、今年1位を獲得したヒット・アルバムへの参加が、自身のプロモーションに繋がったのだろう。

 NAV、フューチャーに続き、今週でラッパーの作品が3週連続で入れ替わり首位を独占。2020年に入ってからは、23週中14週、ヒップホップ・アルバムが1位を獲得している。若者からの支持が厚いという理由もあるが、ストリーミングが強化されたことが、主な要因として挙げられる。

 そのガンナに続くのは、リル・ベイビーの『マイ・ターン』。週間65,000ユニットを獲得して、先週の3位から2位へ上昇した。3月14日付チャートで1位に初登場した本作は、5月1日に6曲を追加したデラックス・エディションがリリースされ、勢いを取り戻した。今週8位にランクインしているザ・ウィークエンドの『アフター・アワーズ』や、9位に続くリル・ウージー・ヴァートの『エターナル・アテイク』等も、同様の戦略でユニット数、順位を上げている。

 先週1位に初登場したフューチャーの新作『ハイ・オフ・ライフ』は、前週比60%減の61,000までユニット数を落とし、3位にダウンした。また、フューチャーに続き2位にデビューしたポロ・Gの『ザ・ゴート』も、48%減の52,000ユニットで5位に下降している。

 今週4位に初登場したのは、英マンチェスター出身のロック・バンド=The 1975の新作『仮定形に関する注釈』。初動ユニットは54,000で、そのうち39,000がアルバム・セールスと、上記ラッパーの作品とは対照に、実売がその多くを占めている。本作は、2018年11月にリリースした前作『ネット上の人間関係についての簡単な調査』(最高4位)から約1年半ぶり、通算4枚目のスタジオ・アルバムで、同チャートでのTOP10入りは、1位を獲得した2ndアルバム『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』(2016年)含む、3作目のランクイン。なお、本国UKアルバム・チャートでは、デビュー作『THE 1975』(2013年)から4枚すべてのアルバムが1位を獲得している。

 以下、ドレイクの『ダーク・レーン・デモ・テープス』は4位から6位に、ダベイビーの『ブレイム・イット・オン・ベイビー』が5位から7位にそれぞれ順位を落としている。前述のザ・ウィークエンドとリル・ウージー・ヴァートが続き、10位には粘り強くポスト・マローンの『ハリウッズ・ブリーディング』がランクインした。今週のTOP10も、The 1975以外は全てR&B/ヒップホップ・アルバムが独占している。

 次週は、レディー・ガガの新作『クロマティカ』が上位にデビューすると予想されている。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、6月5日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ワンナ』ガンナ
2位『マイ・ターン』リル・ベイビー
3位『ハイ・オフ・ライフ』フューチャー
4位『仮定形に関する注釈』The 1975
5位『ザ・ゴート』ポロ・G
6位『ダーク・レーン・デモ・テープス』ドレイク
7位『ブレイム・イット・オン・ベイビー』ダベイビー
8位『アフター・アワーズ』ザ・ウィークエンド
9位『エターナル・アテイク』リル・ウージー・ヴァート
10位『ハリウッズ・ブリーディング』ポスト・マローン


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