BTS、ニュー・アルバムについて話し合うミーティングを公開「不特定多数を癒すことができたらと思う」
BTS、ニュー・アルバムについて話し合うミーティングを公開「不特定多数を癒すことができたらと思う」

 BTSが2020年5月11日、自身のYouTube公式チャンネルでニュー・アルバムのコンセプトとメッセージなどを議論する会議を公開した。

 先に公開されたYouTubeライブで「ニュー・アルバムの音楽PM(Project Manager)を担当する」と明らかにしたJIMINは、メンバーに「アルバムのテーマ、やりたい音楽スタイル、グループ曲は何曲をすればよいかなどを話してほしい」と要請した。SUGAは「全体的に暗くならないでほしい。直接的な慰めよりは『Spring Day』のように隠喩的に不特定多数を癒すことができたらと思う」と提案し、RMは「外でどんなことが起こるとしても人々の人生は続くという話がしたい」と語った。

 メンバーはそれぞれ自分の思いを素直に出し合い、熱情的に議論を続けた。RMは「友達と『人々はどんな話が聞きたいか』について話してたら“テレパシー”が思い浮かんだ。WeverseやTwitterを見ると、僕たちのライブがキャンセルになって寂しがる方が多かった。言わなくても僕たちの気持ちが伝わるとどんなにいいか。僕たちが7年間過ごしたすべての時間、ライブで交し合った目線、それが僕たちのテレパシーではないかと思った」と述べた。続いてSUGAも「昨日、本を一冊見たが、1枚目に小さいメモが入っていた。しおりのように飛び出ていたが、一瞬唖然となった。(新しいアルバムの)キーワードは手紙にしたい。楽曲自体が手紙になっていろんな話を書いたら面白そう」と、RMとSUGAは自分の経験を例に挙げ、新しいアルバムに入れ込みたいメッセージを説明した。

 JINは「友達と楽しいことと大変なことについて話をしていたら、自分とはきっと違うことだけど共感できる。“共感”の方向性で(楽曲を)書いてみたらどうか?」と自分のアイデアを明らかにし、JUNG KOOKは「ストレスが発散できる曲があってもいいと思う」と提案。J-HOPEは「僕たちのカラーを見せるといいと思う。1曲くらいは『Boyz With Fun』のような感じにしたい」と言い、Vも「すごく盛り上がる曲を1曲入れたい」と「So What」のことを言うなど、「盛り上がる曲も1曲あったらいい」と意見がまとまった。

 メンバーはグループ曲を初め、ユニット曲についても自由に意見を交し合い、笑いの絶えない雰囲気のなか、お互いの考えを真剣に語り合った。最後は「それぞれ自分の意見をまとめてJIMINに送ろう」と言って会議は終了。この模様を映したYouTubeライブ配信は最大同時アクセス数31万人を記録した。