【米ビルボード・ソング・チャート】ドージャ・キャット&ニッキー・ミナージュ自身初のNo.1、ミーガン・ジー・スタリオン&ビヨンセが2位に 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【米ビルボード・ソング・チャート】ドージャ・キャット&ニッキー・ミナージュ自身初のNo.1、ミーガン・ジー・スタリオン&ビヨンセが2位に

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【米ビルボード・ソング・チャート】ドージャ・キャット&ニッキー・ミナージュ自身初のNo.1、ミーガン・ジー・スタリオン&ビヨンセが2位に

【米ビルボード・ソング・チャート】ドージャ・キャット&ニッキー・ミナージュ自身初のNo.1、ミーガン・ジー・スタリオン&ビヨンセが2位に


 ドージャ・キャットの「セイ・ソーfeat.ニッキー・ミナージュ」が首位に到達した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 5月1日にニッキー・ミナージュをフィーチャーしたリミックスがリリースされ、主要ポイントの上昇により6位から1位にジャンプアップした「セイ・ソー」。Hot 100での首位獲得は、ドージャ・キャット、そしてゲストのニッキー・ミナージュ両者にとって初の快挙となる。

 前週比966%増の週間66,000ダウンロードを記録し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは16位から1位に急上昇。同リミックスをダウンロードすると、アナログ・レコードを購入できる特典があり、LPブームを活かした戦略が吉と出た。

 リリース翌日と4日には、それぞれダンス・ビデオとライブ・クリップが公開され、高視聴回数を記録。その効果もあり、ストリーミング・チャートでも10位から4位にジャンプアップした。週間視聴回数は、87%増の3,030万回を記録している。

 エアプレイ・チャートでは、3位から2位に最高位を更新。前週から6%増の、9,620万回を記録している。また、TOP40におけるポップ・ソング・エアプレイ・チャートでは、ドージャ・キャット初のNo.1をマークした。なお、今週オンエアされたのはオリジナル・バージョンが約9割を占め、エアプレイ・チャートではニッキー・ミナージュのクレジットは外されている。

 そのニッキー・ミナージュにとっては通算109曲目のランクインとなり、女性アーティストの最多記録をさらに更新。Hot 100におけるランクイン数としては、ドレイク、『glee/グリー』キャスト、リル・ウェインに次ぐ歴代4位で、同109曲をもつエルヴィス・プレスリーとのタイ記録となる。

 ニッキー・ミナージュが同チャートに初登場したのは、ゲストとして参加したリル・ウェインの「ノック・アウト」がランクインした2010年2月20日付チャートで、初登場から首位獲得までの期間は10年3か月。この記録は、先週1位に初登場したトラヴィス・スコットとキッド・カディのコラボ曲「ザ・スコッツ」(今週12位)で打ち立てた、キッド・カディの11年3か月に次ぐ歴代3番目で、女性アーティストとしては最長記録となる。

 TOP10入りは、マーダー・ビーツとゲスト参加したシックスナインの「FEFE」(2018年 / 3位)以来2年ぶり、通算18曲目のランクインで、これまでの最高位は2014年にリリースした「アナコンダ」の2位だった。意外ではあるが、大ヒットした「スーパー・ベース」(2011年 / 3位)や、「スターシップ」(2012年 / 5位)は首位獲得を逃がしている。

 「セイ・ソー」は、R&B/ヒップホップ・チャート、R&Bソング・チャートでもNo.1に到達し、ドージャ・キャットにとっては両チャート初の首位獲得、ニッキー・ミナージュはR&B/ヒップホップ・チャートで5曲目、R&Bソング・チャートでは初のNo.1獲得を果たした。

 グループではなく、女性アーティストによるコラボレーション曲としては、イギー・アゼリアの「ファンシーfeat.チャーリーXCX」以来6年ぶり、歴代6曲目の首位獲得で、その他には以下のタイトルが1位を記録している。

2020年 ドージャ・キャット「セイ・ソーfeat.ニッキー・ミナージュ」
2014年 イギー・アゼリア「ファンシーfeat.チャーリーXCX」
2011年 リアーナ「S&M feat.ブリトニー・スピアーズ」
2001年 クリスティーナ・アギレラ、マイア、リル・キム、ピンク「レディー・マーマレイド」
1998年 ブランディ&モニカ「ザ・ボーイ・イズ・マイン」
1979年 バーブラ・ストライサンド&ドナ・サマー「ノー・モア・ティアーズ(イナフ・イズ・イナフ)」

 この記録に迫るのが、先週の4位から2位に最高位を更新した、ミーガン・ジー・スタリオンの「サヴェージ feat. ビヨンセ」。「セイ・ソー」同様、ビヨンセがフィーチャリング・ゲストとして参加したリミックスの効果を受け、主要ポイントが上昇した。ゲストのビヨンセにとっては、通算19曲目のTOP10入りとなる。

 前週比53%増の4,210万視聴を記録し、ストリーミング・チャートでは3位から1位に上昇。ミーガンにとっては同チャート初の首位獲得で、ビヨンセは3曲目の快挙を達成した。ラップ・ソング・チャートでも、両者にとって初の1位を獲得している。

 デジタル・ソング・セールス・チャートでは、90%増の50,000ダウンロードを記録して2位をキープした。こちらも「セイ・ソー」同様、ダウンロードすると3種のLPを購入できる特典があり、高セールスに繋げた。エアプレイ・チャートでは、週間5,130万回を記録して18位から14位に上昇している。

 「サヴェージ」のリミックスは、前週の集計期間である4月29日にリリースされたため、初週のポイントが前週と今週に分散している。軍配は「セイ・ソー」に上がったが、同5月1日にリリースしていれば結果は違ったかもしれない。今週首位争いをしたドージャ・キャットとミーガン・ジー・スタリオンはじめ、昨年大ブレイクしたリゾやカーディ・B等、ここ数年フィーメール・ラッパーの飛躍が止まらない。

 男性ラッパーとして最多ランクイン数を誇るドレイクは、今週も7位に新曲「ペイン1993 feat. プレイボーイ・カルティ」を初登場させ、その記録をさらに更新した。Hot 100でのランクインは通算210曲目、TOP40入りは102曲で、いずれも単独トップを独走中。そして、TOP10にランクインしたタイトルを38曲に更新し、長年首位を独占していたマドンナと並ぶ、こちらも歴代1位に浮上した。なお、マドンナはリード曲としてリリースしたタイトルが全曲を占めるが、ドレイクはアルバムの収録曲やゲストとして参加したナンバーも多数含まれている。

 ストリーミングが集計ポイントに含まれるようになった2014年12月以降、アルバムのリリースを受けて収録曲が上位にチャートインするケースが年々増えている。ドレイクは、これでTOP10における初登場を23曲目に更新したが、そのほとんどはアルバムの発売週に集中している。今週ランクインしたのも、アルバム・チャート“Billboard 200”で2位にデビューした『ダーク・レーン・デモ・テープス』のリリース効果を受けてのもの。アルバムの発売を受け、ストリーミング・チャートでは3位に初登場したが、デジタル・ソング・セールス・チャートでは46位と出遅れている。これは、アルバム収録曲が上位にランクインする際に多々見受けられる現象で、2018年リリースの『スコーピオン』が初登場した同年7月14日付チャートでは、TOP10に7曲をランクインさせた。

 なお、ゲストのプレイボーイ・カルティは、2017年にリリースした「マグノリア」の29位を大きく上回る、自己最高位更新にして初のTOP10入りを果たした。人気アーティストのアルバムにゲスト参加したアーティストが、こうして上位ランクインするケースも増えている。

 次週は、ジャスティン・ビーバーとアリアナ・グランデによるチャリティー・ソング「スタック・ウィズ・ユー」が上位にデビューする。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは5月15日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「セイ・ソー」ドージャ・キャット feat. ニッキー・ミナージュ
2位「サヴェージ」ミーガン・ジー・スタリオン feat. ビヨンセ
3位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
4位「トゥージー・スライド」ドレイク
5位「ザ・ボックス」ロディ・リッチ
6位「ドント・スタート・ナウ」デュア・リパ
7位「ペイン 1993」ドレイク feat. プレイボーイ・カルティ
8位「サークルズ」ポスト・マローン
9位「ロックスター」ダベイビー feat. ロディ・リッチ
10位「インテンションズ」ジャスティン・ビーバー feat. クエイヴォ


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