マリアンヌ・フェイスフル、22日間にわたる新型コロナ闘病を経て退院
マリアンヌ・フェイスフル、22日間にわたる新型コロナ闘病を経て退院

 現地時間2020年4月22日、新型コロナウイルス感染症のため英ロンドンの病院に入院していたマリアンヌ・フェイスフルが退院したことが発表された。

 マリアンヌの公式SNSへの投稿によると、現在73歳の彼女は22日間の入院を経て無事退院したということだ。声明には「彼女はロンドンで静養を続けます。マリアンヌは、みなさんの心優しい、お気遣いのメッセージに感謝しています。多くの人々にとって、非常に困難な時期である中、大きな励みになりました」と綴られており、「病院でケアを行い、間違いなく彼女の命を救ったNHSのスタッフ一同に、彼女は心から感謝しています」という言葉で締めくくられている。

 デビュー曲「As Tears Go By」が大ヒットし、1960年代UK音楽シーンのアイコンとなったマリアンヌは、長年にわたり健康問題に悩まされている。過去にC型ウイルス肝炎を患っているほか、2006年には乳がんの診断を受けている。また、1970年代の薬物使用と喉頭炎の影響で、そのクリアで可憐な歌声は、低音でハスキーになり、より独特なものとなった。そして1979年に『ブロークン・イングリッシュ』でカムバックを果たし、その後も精力的に活動を続けている。最新作は、ニック・ケイヴらが参加した2018年の『Negative Capability』となっている。