【米ビルボード・アルバム・チャート】ザ・ウィークエンド4週連続首位、トリー・レーンズ/ザ・ストロークスTOP10デビュー 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【米ビルボード・アルバム・チャート】ザ・ウィークエンド4週連続首位、トリー・レーンズ/ザ・ストロークスTOP10デビュー

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【米ビルボード・アルバム・チャート】ザ・ウィークエンド4週連続首位、トリー・レーンズ/ザ・ストロークスTOP10デビュー

【米ビルボード・アルバム・チャート】ザ・ウィークエンド4週連続首位、トリー・レーンズ/ザ・ストロークスTOP10デビュー


 ザ・ウィークエンドの『アフター・アワーズ』が4週連続の首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 前週からさらに18%減少したものの、今週も75,000ユニットと高水準を維持して4週目の1位をキープした『アフター・アワーズ』。75,000のうち、52,000がアルバム・ストリーミングによるユニット(SEA)、3,000が楽曲単体によるユニット(TEA)、20,000がアルバム・セールスだった。

 アルバムの週間視聴回数は7,370万回で、ソング・チャート“Hot 100”で2週連続の1位をマークした「ブラインディング・ライツ」がストリーミングに大きく貢献している。アルバムのセールスが落ちないのは、ストリーミングに加えて、公式ウェブサイトで販売されているグッズのバンドルが大きい。なお、それらの商品はアルバム・ダウンロードなしの単体でも購入することができるが、その場合アルバムの売上には換算されない。

 初登場から4週以上1位をマークしたのは、2018年7月13日から8月11日付チャートで計5週を記録したドレイクの『スコーピオン』以来、約2年ぶりの快挙。今年は、ロディ・リッチの『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』(今週7位)が通算4週の首位を獲得しているが、初登場からの連続記録ではない(2019年12月21日、2020年1月18日、2月8日、2月22日付チャート)。

 ザ・ウィークエンドには及ばず、惜しくも2位に初登場したのはトリー・レーンズの『ザ・ニュー・トロント 3』。初動ユニットは64,000で、そのうち58,000がアルバム・ストリーミングによるユニットと全体の9割近くを占めた。週間視聴回数は7,760万回で、1位の『アフター・アワーズ』を上回っている。楽曲単体によるユニット(TEA)は1,000、アルバム・セールスはわずか5,000だった。

 本作は、2019年11月にリリースした前作『シックス・テープ5』から半年という短いスパンでリリースされた新作で、最高位更新とはならなかったが、前作に続き2作連続の2位をマークした。同チャートでは、1stアルバム『アイ・トールド・ユー』(2016年)が4位、2ndアルバム『メモリーズ・ドント・ダイ』(2017年)が3位、3rdアルバム『ラヴ・ミー・ナウ?』が4位を獲得し、5作全てがTOP5入りを果たしている。

 3位はリル・ウージー・ヴァートの『エターナル・アテイク』(61,000ユニット)、4位はリル・ベイビーの『マイ・ターン』(44,000ユニット)がそれぞれ同位をキープし、バッド・バニーの『YHLQMDLG』は6位から5位に上昇(39,000)。ポスト・マローンの『ハリウッズ・ブリーディング』は、9位から6位に3つ順位を上げている(36,000ユニット)。なお、いずれも作品も前週からユニット数を落としていて、他月のチャートと比較しても全体的に数字が低い。これは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当初リリースする予定だった各アーティストのニュー・アルバムが延期されたため。年末年始もそうだが、新作が登場しないとチャート全体の動きが鈍くなる。

 そんな中、今週8位に初登場したのはザ・ストロークスの新作『ザ・ニュー・アブノーマル』。初動ユニットは35,000で、そのうちアルバム・セールスが23,000、アルバム・ストリーミングによるユニットが11,000、楽曲によるユニット数が1,000だった。

 本作は、同チャート10位を記録した前作『カムダウン・マシン』(2013年)から約7年ぶり、通算6作目のスタジオ・アルバムで、最高4位を記録した2ndアルバム『ルーム・オン・ファイア』(2003年)から5作連続のTOP10入りを達成した。アメリカでの最高位は、その2ndと3rdアルバム『ファースト・インプレッションズ・オブ・アース』(2006年)、4thアルバム『アングルズ』(2011年)の3作が記録した同4位で、意外にもTOP3入りした作品はない。なお、UKチャートでは3位にデビューし、通算5作目のTOP3入りを果たしている。

 先週2位に初登場したロッド・ウェーブの『Pray 4 Love』は9位まで急落し、デュア・リパの『フューチャー・ノスタルジア』は8位から10位にダウンした。『フューチャー・ノスタルジア』は2週前に4位でデビューし、今週で3週目のTOP10入りを果たしたわけだが、デュア・リパの所属する<ワーナー・レコード>の作品が3週連続でTOP10入りしたのは、2015年5月に同3週をマークしたジョシュ・グローバンの『ステージズ』以来、約5年ぶりとなる。女性アーティストの記録では、2011年7月に同3週を記録したジル・スコットの『ザ・ライト・オブ・ザ・サン』以来、約9年ぶりの快挙。4週を超える作品は、マイケル・ブーブレの『トゥ・ビー・ラヴド』(2013年5月 / 4週)以来、現れていない。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、4月24日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『アフター・アワーズ』ザ・ウィークエンド
2位『ザ・ニュー・トロント 3』トリー・レーンズ
3位『エターナル・アテイク』リル・ウージー・ヴァート
4位『マイ・ターン』リル・ベイビー
5位『YHLQMDLG』バッド・バニー
6位『ハリウッズ・ブリーディング』ポスト・マローン
7位『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』ロディ・リッチ
8位『ザ・ニュー・アブノーマル』ザ・ストロークス
9位『Pray 4 Love』ロッド・ウェーブ
10位『フューチャー・ノスタルジア』デュア・リパ


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