『3月16日はなんの日?』ジャマイカの伝説的シンガー、ジャスティン・ハインズの命日 没後15年
『3月16日はなんの日?』ジャマイカの伝説的シンガー、ジャスティン・ハインズの命日 没後15年

 3月16日はジャマイカ音楽の発展に多大な貢献を果たしたレジェンド・シンガー、ジャスティン・ハインズの命日。

 1942年5月7日、ジャマイカ北部のセント・アン教区ステアタウン生まれのハインズは、1963年に「キャリー・ゴー・ブリング・カム」でデビューし、一躍ジャマイカ国内で大ブレイク。以降、スカ~ロックステディが全盛を迎える60年代ジャマイカにおいて多数のヒット曲を連発し、トップ・シンガーとして成功を収めた。「キャリー・ゴー~」はスカのスタンダード曲として国外のアーティストにもカバーされ、ジャスティン・ハインズ&ザ・ドミノズとしてリリースした『ジェゼベル』(1976年)などの作品は今もルーツ・ロック・レゲエ名盤として世界中のファンに愛聴されている。

 また、早くからザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが彼の才能に惚れ込み、ハインズらジャマイカの地元ミュージシャンたちと積極的にセッションを行っていたのも有名な話だ。彼らは70年代から親交を持ち、90年代にはウィングレス・エンジェルスを結成。キースのプライベート・レーベルからインディー・デビューも果たしている。ハインズは2005年3月16日に肺がんのため62歳でこの世を去ったが、晩年には海外ツアーも行い、日本にもジャマイカンオールスターズとして来日している。