ジャスティン・ビーバー、【チェンジズ・ツアー】の規模縮小 新型コロナウィルス影響か
ジャスティン・ビーバー、【チェンジズ・ツアー】の規模縮小 新型コロナウィルス影響か

 2020年5月に開幕するジャスティン・ビーバーの【チェンジズ・ツアー】が、チケットの売れ行きが当初予想より鈍かったため、北米日程の一部会場が縮小されることが明らかになった。新型コロナウィルスへの懸念がセールスに影響したものとみられている。

 2017年の【パーパス・ツアー】以来となる同ツアーだが、発表されていた45公演の内スタジアムで開催予定だった8公演が縮小される。ジャスティンのツアーに関するニュースは、オースティン市長のスティーヴ・アドラーが新型コロナウィルス懸念のため【SXSW】をキャンセルすると発表した同日に明らかになった。

 新型コロナウィルスへの不安は、米国のライブ・ミュージック業界にも深刻な緊張感をもたらしているが、今のところ影響はさまざまだ。ジャスティンのツアーは縮小されるが、1週間後に発売になったBTSによる同規模の【Map of the Soul】スタジアム・ツアーはほぼ完売となっている。

 【チェンジズ・ツアー】の主な変更は、6月27日のテキサス州アーリントンAT&T Stadium公演が6月28日にダラスAmerican Airlines Arenaへ、7月2日のヒューストンNRG Stadium公演が6月27日にToyota Centerへ、8月14日のオハイオ州クリーブランドFirstEnergy Stadium公演がRocket Mortgage Fieldhouseへ、8月21日のワシントンD.C.郊外にあるFedEx Field公演がCapitol One Arenaへ、8月29日のミシガン州デトロイトFord Field公演が8月30日にLittle Caesars Arenaへとなっており、ほかにもテネシー州ナッシュビル、オハイオ州コロンバス、アリゾナ州グレンデールでの公演が変更されている。

 全てのスタジアム公演が縮小されたわけではなく、ワシントン州シアトル、カリフォルニア州サンフランシスコ、パサデナの公演は今のところ変更は予定されていない。ジャスティン・ファンにとっては嬉しいことに、パサデナの会場は有名なローズ・ボウル・スタジアムだが、まだチケットに余裕があるようだ。