ミーガン・ジー・スタリオン、ニューALの3/6リリース予定が不透明に レーベルと訴訟合戦
ミーガン・ジー・スタリオン、ニューALの3/6リリース予定が不透明に レーベルと訴訟合戦

 2020年3月6日にリリース予定のミーガン・ジー・スタリオンのニュー・アルバム『Suga』をめぐり、レーベルの<1501 Certified Entertainment>からリリースを妨害されているとして、ミーガンが米テキサス州で裁判を起こしていた。

 ミーガン・ジー・スタリオンことミーガン・ピートは、レーベル側が不当に流通業者に対して“彼女の新しい音楽をリリースまたは販売しないよう”指示していたとして、差し止め命令を求めて地元テキサス州に提訴していた。連邦裁判所の判事は2日、レーベル側に対して暫定的差し止め命令を下し、“ピートの複数の新しいレコードのリリース、流通、販売を阻止してはならない”と命じた。ミーガンの弁護士リチャード・ブッシュ(Richard Busch)は米ビルボードに対し、「これで世界が3月6日にミーガンの新しい音楽を聴くことができるはずで、大変喜んでいる」とコメントした。

 この判決を受け、ミーガンは4日にアルバムのアートワークと、先行シングル「B.I.T.C.H.」やケラーニとガンナ(Gunna)とのコラボ曲を含む全9曲のトラックリストをSNSに投稿し、6日のリリースを告知した。
 
 一方、<1501 Certified Entertainment>のカール・クロフォード(Carl Crawford)CEOは、3日に行われた米ビルボードとのインタビューで、ミーガンの新譜の発売を阻止しようとした事実はないと真っ向から反論した。彼は、「全て嘘だ。彼女が言った内容に事実はない。私が欲張りで彼女から金を奪おうとした(と主張する)なんて、そんなバカな。彼女から何かを奪おうとしたことなんてない。私たちはひたすら与え続けてきただけだ」とコメントしている。

 TMZが入手した法的文書によると、<1501 Certified Entertainment>のミーガンとの契約には、レーベル側の同意がなければ彼女は音楽をリリースできないと明記してある。クロフォードは、ミーガンの新しい音楽の流通を管理するという、レーベル側が有する契約上の権利を行使できるよう、テキサス州ハリス郡で5日に緊急の法廷審問を開くよう申し立てた。2日に下された暫定的差し止め命令の取り消しを求めており、この結果によっては6日のアルバム・リリースに影響が出そうだ。