メタリカ、新種の深海甲殻類にバンドにちなんだ学名が付けられる
メタリカ、新種の深海甲殻類にバンドにちなんだ学名が付けられる

 最近発見された新種の深海甲殻類に、メタリカにちなんだ学名が付けられた。https://www.instagram.com/p/B9FQ6GqA02F

 Torben Riehl博士とBart De Smet博士が発見し命名したMacrostylis metallicolaという新種は、最大で6.5mmにまで成長する甲殻類で、米ハワイ南東に位置するクラリオン・クリッパートン断裂帯(Clarion Clipperton Zone)の深海に生息する。Riehlが子どもの頃からメタリカ好きだったということと、生息地を形成する多金属性(polymetallic)ノジュールを考慮しての命名だったそうだ。

 メタリカは、バンドのロゴ風にデザインされた新種の名前を、メタル調で描かれたイラストに添え、「俺たちは全7大陸でライブをしたことがあり、【ロックの殿堂】入りも果たし、そして今度は……甲殻類になった!」とインスタグラムでファンに報告している。

 さらに、「まず最初に、最高のネーミングだよ、Riehl博士!そして次に、とても光栄だ!博士が子どもの頃からファンだったバンドの名前をつけてくれたほかにも、“The Thing That Should Not Be”(“存在すべきではないもの”、メタリカの楽曲)は俺たちとの共通点がいくつかある。このワームのような生物は完全な暗闇に生息し、目がなく、色もない。“Blackened”そのものだ!そしてコバルト、銅、マンガン、ニッケル、希土類元素が含まれる金属製(metallic)ノジュールに囲まれて生きている。つまり、ロック(石)・スタジアムで暮らしてるってこと?超メタルな甲殻類だな!」などとコメントしている。