エルトン・ジョン、タロン・エガートンの演技を絶賛「君の独自の解釈が欲しかった」
エルトン・ジョン、タロン・エガートンの演技を絶賛「君の独自の解釈が欲しかった」

 エルトン・ジョンと俳優のタロン・エガートンが実際にデュエットし、伝記映画『ロケットマン』のクレジットで流れた「(I’m Gonna) Love Me Again」の、ヴォーカル録りの様子と短い対談の動画が公開された。同曲は、現地時間2020年2月9日に開催される【第92回アカデミー賞】で<主題歌賞>にノミネートされている。

 対談の冒頭部分ではエルトンが、「さあ始まったね、君と僕……か、君が僕で僕が君、またはその逆か」と、昔の自分を熱演したタロンを前に切り出している。自身の伝記映画の主演俳優を選ぶ作業は難航したようで、「君が僕を演じるなら……君が歌が上手いのは知っていたけれど、ただ僕の音楽を使って演技をするのではなく、僕に関する君の独自の解釈が欲しかった」と彼はタロンに語っている。

 そして、「それができる人を見つけるのはすごく難しかった。君はユニークだ。(エルトン自身を演じるのは)君しか出来なかった」と絶賛すると、タロンは“ありがとうございます”と言いながら感激のあまり涙ぐんでいるようにも見える。

 『ロケットマン』は、ピアノの才能があったレジナルド・ドワイト少年が、エルトン・ジョンという芸名のロック・スターになり、薬物やアルコール依存症に苦しんだ末にようやく立ち直っていく姿を、ファンタジーとリアルな場面を交差させながら描いている。