【TikTok週間楽曲ランキング】Avicii「SOS (feat. Aloe Blacc)」初の首位 泣ける子供目線ソング「あのね、ママきいて」が話題に
【TikTok週間楽曲ランキング】Avicii「SOS (feat. Aloe Blacc)」初の首位 泣ける子供目線ソング「あのね、ママきいて」が話題に

 ショートムービー・プラットフォーム“TikTok”における再生回数や影響力などを総合的に判断して生成された国内週間楽曲ランキング“TikTok HOT SONG Weekly Ranking”。2020年1月20日~1月26日を集計期間とした今回は、Aviciiの楽曲「SOS (feat. Aloe Blacc)」が初の首位を獲得した。

 アヴィーチーことティム・バークリングは現地時間2018年4月20日、自殺によって急逝。当時ほとんど制作を終えていたというニュー・アルバムからの先行シングルとして、「SOS (feat. Aloe Blacc)」は共同プロデューサーたちとアロー・ブラックによって完成させられ、2019年4月にリリースされた。同曲は日本でもヒットし、ビルボードジャパンのダウンロード・チャートで初登場9位をマーク、ストリーミング・チャートでは17週連続チャートインを記録している。

 リリースから半年以上が経過した「SOS (feat. Aloe Blacc)」だが、最近はTikTokでも人気を博しており、2019年12月から発表開始した当ランキングでは、毎週上位の座を維持していた。ただ、他の上位タイトルと比べ、そのロング・ヒットはより自然発生的なものだといえるだろう。例えば今週2位に入ったiri「会いたいわ」は、カップル同士のロマンティックなシチュエーションで定番化。また、3位に入ったJake Miller「Rumors」は、MVモードのおすすめ楽曲として起用され、日本での認知度を大きく高めた。一方「SOS (feat. Aloe Blacc)」はというと、投稿動画数は2020年1月29日現在で13万本を超えているが、その楽曲ページを見てみると、ジャンルやシチュエーション問わず、多種多様な動画で使用されていることが分かる。前述の楽曲のように特定のミームやプロモーション施策と連動するのではなく、楽曲自体の汎用性の高さが要因となり、広く長く親しまれる結果となった形だ。

 今週7位をマークし、初のトップ20入りを果たしたのは、子供が歌うオリジナル・ソングを紹介するYouTubeチャンネル『あのねチャンネル』に楽曲提供する音楽プロジェクト、Natty Pattyの「あのね、ママきいて」。子供の成長を子供自身の目線から歌った内容が「泣ける」と話題になっているが、TikTokでは自分の顔を赤ちゃん顔にすることができるスタンプと併用し、この曲をリップ・シンクする動画が流行っているようだ。また、実際に子供の様子を撮影した動画も多く見られる。

 3週ぶりのトップ20入りとなったのは、宮城出身シンガー・ソングライター、shimamoの楽曲「君に出逢えて」。TikTokが才能溢れるミュージシャンの夢を応援するプロジェクト“TikTok Spotlight”の受賞者である彼女は、楽曲「YOU」が2019年TikTok年間楽曲ランキング2位を獲得するなど、兼ねてよりTikTok内での活動に注力しており、自身のアカウントから投稿した動画も数多く再生されていたが、この「君に出逢えて」に関しては、とりわけ愛らしいの動画が大ヒット。これがランキング上昇の大きな要因となったことが予想される。

◎トップ20
1位「SOS (feat. Aloe Blacc)」Avicii
2位「会いたいわ」iri
3位「Rumors」Jake Miller
4位「Roundabout」Yes
5位「HIP」MAMAMOO
6位「紅蓮華 -TV ver.-」LiSA
7位「あのね、ママきいて」Natty Patty
8位「Choices (Yup)」E-40
9位「Yummy」Justin Bieber
10位「Dance Monkey」Tones and I
11位「WOAH」Krypto9095
12位「Say So」Doja Cat
13位「通り恋」indigo la End
14位「なにをやってもあかんわ」岡崎体育
15位「神の使者、その名ヨハネ<193番>」クロスロードアカデミーコーア
16位「Did Too Much」LLusion
17位「Walking with you」Novelbright
18位「Birthday Suit」Cosmo Sheldrake
19位「君に出逢えて」shimamo
20位「まちがいさがし」菅田 将暉

集計期間:2020年1月20日~1月26日