『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』が始動 渋谷の街を創造文化都市へ 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』が始動 渋谷の街を創造文化都市へ

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『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』が始動 渋谷の街を創造文化都市へ

『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』が始動 渋谷の街を創造文化都市へ


 “渋谷の街をエンターテイメントに特化したテクノロジーでより面白く”していく『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』の記者発表会が1月24日に行われた。
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 2020年3月にサービスを開始する予定の次世代ネットワーク「5G」。その特徴として「高速・大容量」「低遅延」「多接続」が挙げられ、現在普及している4Gと比べると、通信速度は20倍、遅延は10分の1、同時接続数は10倍となっている。そのような5Gを活用して、KDDI株式会社と一般社団法人渋谷未来デザイン、そして一般財団法人渋谷区観光協会が進める『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』には、「au 5Gで渋谷の街を創造文化都市へ」という理念に賛同したランドオーナーやテクノロジー企業など多岐にわたる企業が参画している。その企業のアセットとau 5Gを融合することで、アート・音楽・ファッションといった渋谷が有するエンターテイメントなどのさまざまな文化を深めていく取り組みを実施していくとのことだ。

 今回の記者発表会には渋谷区長の長谷部健も出席。「渋谷が目指す多様性。互いを認め合いながら、新しい価値・文化を世界に発信していく。そういった具体的な出来事がこれから始まる。そんな予感がしてワクワクしております」と挨拶した。続いてKDDI株式会社の取締役執行役員常務である森田圭が、「KDDIといたしましては、渋谷区でau 5Gを積極的に展開させていただきたいと思っております。また、『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』を通じまして、渋谷区の創造文化都市の形成に向けて色々な取り組みを行っていきたいと思っています」とコメント。そして、KDDIのスローガンでもある “おもしろいほうの未来へ。”を渋谷でも実現していくことを祈念した。

 これまでも、渋谷区とKDDIは『渋谷エンタメテック推進プロジェクト』としてオープンカンファレンスを開催し、そこで生まれたアイデアを具現化してきた。そんな中、KDDI株式会社のビジネスアグリゲーション本部 アグリケーション推進部部長である繁田光平は「さまざまな企業の方とつながっていく中で、今回のプロジェクトが発足した。我々としては次のフェーズに進んだと考えている」と説明した。

 今回の記者発表会では、現在決定している『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』の具体的なプロジェクトが発表された。その1つとして、ハチ公前広場に5G可搬型基地局を設置し、au 5GとXR技術を組み合わせることで、2020年から1964年の渋谷駅前にタイムスリップし、過去の渋谷の街並みを体験できる特別ブースの設置(期間:2020年1月24日~1月25日)があった。配布された5G対応のスマートフォン内にインストールされている専用アプリ(STYLYAR)でQRコードを読み取り、ハチ公前広場に向かってかざすと、1964年の渋谷の街並みが見れるものだ。かざす場所を変えることで異なった街並みを見ることがスムーズに出来るのも、5Gの「高速・大容量」という特徴ならではだろう。

また、同じくハチ公前広場にある観光案内所「青ガエル」(通称)において、XR技術やAI技術を活用し、AI店員による接客や渋谷におけるau 5Gの取り組み案内、拡張体験施策のガイドなど、未来の観光案内を実証する予定となっている(期間:2020年1月24日~3月31日)。

 さらに、1月25日にはライブ【uP!!!NEXT 須田景凪~晩翠~ powered by au 5G】と連動して、渋谷の街全体を使ったライブ体験プロジェクトを実施した。これはライブ会場とKDDI直営店「au SHIBUYA MODI」をau 5Gでつなぎ、会場のライブステージの演出に参加できるという、「低遅延」の特徴を生かしたものだ。加えて、1月24日より1月30日までの1週間、渋谷の特定エリアで「はるどなり」フルサイズが聴けたり、これまで発表されたミュージックビデオを街の風景に合わせてARで視聴できたりする企画が実施される。

 『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』の今後の企画に関して明言はなかったが、繁田は「現在は発表できないが、春ぐらいには大きな計画を発表できると思います」と説明した。今回の発表では渋谷駅周辺でのプロジェクトが主だったが、渋谷区全体でのプロジェクトも考えているとのことだ。

 「5G」で可能になることは考えている以上に豊富であるだろう。渋谷未来デザインのフューチャーデザイナーを務める若槻千夏は今回の記者発表会で、「今まで5Gは単に速い、便利という程度しか思っていなかったが、調べてみたらすごいんだなと、めちゃめちゃ感動しました」と話し、「5Gは世界を変えるものなんだなと、正直驚きました」と続けた。今後も私たちの想像を超えたプロジェクトを展開していくことになるだろう。

 また、24日の夜にはクラブイベント『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト キックオフパーティ』が東急プラザ渋谷内にあるCE LAVI東京で開催された。DJにはKEN ISHII、Licaxxx、そしてUnderworldの元メンバーであるDarren Emersonの3人が出演。これまで日本ではアパレルブランドや飲料メーカーがパーティを主催することはあったが、通信キャリアが主催することは珍しい。KDDIがエンターテイメントの分野で積極的に先に進もうとする意気込みが感じられるイベントとなった。


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