ブライアン・メイ、SEIKOから9,000本限定のコラボ時計を発売
ブライアン・メイ、SEIKOから9,000本限定のコラボ時計を発売

1月25日からクイーン+アダム・ランバートとして来日公演を控えるクイーンのギタリスト、ブライアン・メイが21日に、銀座和光にてセイコーウオッチ服部真二CEOへ表敬訪問を行った。
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 服部CEOからコラボレーション限定モデルの「セイコー5スポーツ Brian May コラボレーション限定モデル」が贈呈されたブライアン・メイは時計を見て開口一番に、「Amazing!(素晴らしい)」とコメントした。「シンプルで、とても洗練されている。この時計を作るまでに、何度もSEIKOさんとメールで細部まで打合せを行ったこだわりのある時計。最初に買ったSEIKOさんの時計がまだ問題なく動いているが(着用している時計を見て)、これからはこの時計も長く使用していくだろう」とコメント。さらに日本語で「とても嬉しいです!」と両手を高くあげ、笑顔を見せた。

 来日した感想を聞かれたブライアンは「久しぶりの日本はやはり最高です。日本の仏教では、食べ物、動物などすべての生物を大事にする習慣があるので、動物愛護団体や、ヴィーガン主義である自分ととても共感するところが大きい」と答えた。また、SEIKOの時計を長年愛用しているブライアンは「1975年に初めて来日した際に銀座で時計を買った。その時計を着用してそのままオーストラリアにも行った。共有している思い出が非常に多く、古い友人のような存在だ」と話した。

 「セイコー5スポーツ Brian May コラボレーション限定モデル」は、ブライアン・メイのアイコンでもあるRed Special(ブライアン自作のハンドメイド・エレクトリック・ギター)とのコラボである。このことに関して「廃棄予定の資材を組み立てて、一からすべて自分でつくった思い入れのあるギターなので、今回、このような形で私のギターと素晴らしいコラボレーションをして、時計を作ってくれたSEIKOさんにとても感謝しており、誇りに感じている。これから、私と共に、精密に時を刻んでくれるだろう。私が地球からいなくなっても、父親との思い出や、これまでの人生をこの時計が語り継いでくれると思っている。私だけではなく、父、家族もみんな幸せだ」と語ったブライアンは、気に入っている点について「6ペンスコインがとても美しく、最高だ」と明かしている。

 最後に、「今回、映画(『ボヘミアン・ラプソディ』)の映画の影響で、新たに若い層のファンが増えたので、1975年に来日したときのようなワクワクした感覚です。日本のファンと、思い出を作ることを楽しみにしています」と来日公演への意気込みも語った。「セイコー5スポーツ Brian May コラボレーション限定モデル」は、2020年5月15日より、国内・海外で順次発売。数量限定9,000本、希望小売価格は58,000円(税抜)。

――来日した感想を教えてください。
まだ昨日の晩ホテルについたばかりなので、何も観光はできていませんが、最近運動することが好きで、ホテルは庭やジムなどがついていて気にいっております。あとは、水泳や温かい温泉に入って一日の準備をしてから出かけるようにしています。

――日本文化についてどの様な点が特に魅力的と感じていますか?
日本の好きなところはたくさんあるのですが、仏教には興味があります。ここ1か月ほどヴィーガンになっていますが、動物愛護の団体にも関係しているので、仏教はすべての生き物に神聖があるという教えと、私がいま行っている動物愛護は非常につながっていると思います。

――セイコーというブランドはどの様な存在ですか?
私にとってSEIKOは古い友達のようなものです。この時計を買ったのは、初めて来日した時でした。最近は下の子が子供のころからこの時計のディゼルを回して遊ぶことが好きだったので、家族の一員のようなものです。

――コラボ時計についてご感想はいかがですか?
とても気に入っております。これは本物のコラボレーションだと思います。SEIKOさんとはメールで意見交換をしていてこのデザインにたどり着きました。シンプルながらにストーリー性が感じられ、精密に時を刻んでくれるので気に入っています。

――どのような人に使ってほしいですか?
最近映画のおかげで若い方にも我々のバンドの背景、歌の背景などを理解していただけるようになったので、もちろん若い方にも着用していただきたいですが、全年齢が対象だと思うので、若い方に限ることはございません。この時計を作っていただき私はとても誇らしいです。私が死んでこの地球を去った後も、時計だけは残って、私のギターであったり、私の父の話、そしてこの時計とともに世界を回ったエピソードなどを後世に伝えることができる非常に誇りのあるものです。SEIKOさんありがとうございます。

――『ボヘミアン・ラプソディ』の反響はいかがですか?
この映画は非常に長い製作期間でした。構想から8年でキャストを決めたり監督を決めたりしてそこからやっと台本を何度も書き直したりすることがありました。大事なところはフレディーとその家族についての話だと思っております。彼は一度家族のもとを離れて世界に飛び立って、その後再びサポートを受けたく家族のもとに戻ってきました。また私たちと一緒に過ごした時間なども入っていてとても素晴らしい映画だと思います。我々を演じてくれた役者のみなさんも我々に成り代わって、乗り移ったかのように素晴らしい演技をしてくれました。

――日本のファンへのメッセージをお願いします。
まず日本のファンの皆様、今回日本に戻ってこられて本当にうれしいです。以前にも増して最高にエキサイティングな雰囲気で帰って来られました。というのも、新しくできた若いファンの方に会えることがとてもうれしいからです。まるで75年にはじめて来日した時のような感覚でみなさまにあえてとても嬉しいです。コンサートライブで会えることを楽しみにしております。

――世界のファンへのメッセージをお願いします。
映画は世界的にも我々が予想していたよりもかなり大きなヒットとなりました。その中で映画を通して我々の苦労や体験を新たに知りなおしていただけたことが嬉しいです。言いたかったことは、平和はとても大切なことで音楽は子供たちをつなぐ素晴らしいツールになると思っております。人々は平和の大切さを忘れているので、我々がもう一度思い出させることができたらと思っております。

写真提供:セイコーウオッチ コラボパートナー 表敬訪問