<ライブレポート>MONOEYES細美「俺とSAM(Fire EX.)が兄弟なら、日本と台湾も友達になれるよな?」【FireBall Fest. 火球祭】2日目 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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<ライブレポート>MONOEYES細美「俺とSAM(Fire EX.)が兄弟なら、日本と台湾も友達になれるよな?」【FireBall Fest. 火球祭】2日目

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<ライブレポート>MONOEYES細美「俺とSAM(Fire EX.)が兄弟なら、日本と台湾も友達になれるよな?」【FireBall Fest. 火球祭】2日目

<ライブレポート>MONOEYES細美「俺とSAM(Fire EX.)が兄弟なら、日本と台湾も友達になれるよな?」【FireBall Fest. 火球祭】2日目


 2019年11月23日、24日、台湾の桃園国際野球場で【FireBall Fest. 火球祭】が開催された。本記事では2日目のMONOEYESのライブレポートを中心にお届けする。(1日目レポートはこちらへ)
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 このフェスティバルの主催者は台湾・高雄出身のバンド、Fire EX. (滅火器)で、彼らは【Summer Sonic】にも出演経験がある。2015年からは1日目のトリも務めたELLEGARDENの細美武士(MONOEYES、the HIATUS)とSAM(Fire EX.)が発端となり、日本、韓国、台湾のバンドが集まって【Far East Union】というイベントが開催されている。

 2日目は前日の小雨でどんよりとした天気と打って変わり、快晴。まさにフェス日和だった。まずこの日、筆者はHEY-SMITHの陽気なサウンドでスタートを切る。続いて同じステージに出たNAMBA69を見た。HEY-SMITHは途中、中国語と日本語のバイリンガルのファンをステージに挙げて、自分たちのMCを中国語に訳してもらい、オーディエンスとの距離を縮めていた。NAMBA69においては、ボーカルの難波の子供たちも登場し「カントリーロード」をシンガロングする微笑ましい場面もあった。

 そして、2日目の<Fire Stage>のトリを務めたのが前日、ELLEGARDENでステージに立った細美武士率いるMONOEYESであった。MONOEYESは何度か台湾でライブをしており、現地にはコアなファンもいる。「多謝、台湾ー! やっちまおうぜー!」と勢いよく「Run Run」でスタートを切る。すぐさま「My Instant Song」のイントロが始まると「オイ! オイ!」とコールが起き、シンガロングとなる。そして「スコットが決めるぜー!」と「Roxette」へ。ここまで勢いよく3曲演奏すると「多謝! 日本の東京から来たMONOEYESです! 彼はシカゴから来たベーシスト、スコット・マーフィー。彼がステージから言いたいことがあるって」と細美が紹介すると、スコットは中国語で煽り、バンドの紹介をし、台湾キッズ達の心をぐっと掴む。

 「この曲は沖縄で書いたんだ」と紹介されて始まった「Get Up」では、戸高のギターメロディーが優しく会場を包み込む。「Two Little Fishes」の前では細美がこんなことを言っていた。「俺とSAMは兄弟じゃないけど、兄弟の間柄だと思っている。俺とSAMが兄弟なら、日本と台湾も友達になれるよな?」と言うと、オーディエンスは口々に「YES」と言っていた。「初めまして兄弟! 多分今日は俺の人生の中で一番素晴らしい夜だと思う。ありがとう台湾。ありがとうMONOEYESでした」と続ける細美。一瀬の刻むドラムに乗せ、「最後の曲だ! MONOEYESはすぐに台湾に戻ってくるからさ! またね! 兄弟! ラスト、スコットが決めるぜー!」と「Borders & Walls」で約30分のステージに幕を閉じた。

 2日目のフェスの大トリを務めたのはもちろんFire EX.。そして「Don't You Fight」では音源でも参加している細美がステージに登場し、SAMと細美の友情がフェスの最後にさらなる彩りを添えた。とにかくこのフェスは日本のアーティストだけではなく、韓国のアーティストも出演していたし、地元台湾からも新人からレジェンドまで様々なジャンルのアーティストが出演していたのが非常に興味深かった。ロックはもちろんのこと、ポップス、ヒップホップ、インストゥルメンタル、ジャズ、メタル、カントリーなどを網羅していた。これもひとえに、Fire EX.の人徳からなのであろう。また、このフェスティバルの快適さは日本のフェスティバルも見習って欲しいくらいであった。両日ソールドアウトしていたのにも関わらず、飲食、トイレ、物販もさほど並ばずストレスフリーであったし、飲食のお店もかなり充実していた。ちなみに、日本語でオンラインからチケットも買えるようになっていたため、日本からも非常に参加しやすい海外フェスなのではと思う。今後、海外のフェスティバルや海外でのライブを体験したい方に是非お勧めしたいフェスの一つになったことは間違いない。国境を越え、音楽で繋がる友情を体感して欲しい。


Text by Rumi Maeda
Photos by Tsukasa Miyoshi (Showcase)

◎MONOEYESセットリスト
(2019年11月24日【FireBall Fest. 火球祭】)
1. Run Run
2. My Instant Song
3. Roxette
4. Get Up
5. When I Was A King
6. Somewhere On Fullerton (ALLiSTER)
7. Two Little Fishes
8. 明日公園で
9. グラニート
10. Borders & Walls


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