ドレイク、サプライズ出演したフェスで大ブーイング 主催のタイラー・ザ・クリエイターが苦言「最悪に無礼」
ドレイク、サプライズ出演したフェスで大ブーイング 主催のタイラー・ザ・クリエイターが苦言「最悪に無礼」

 2019年11月10日に、タイラー・ザ・クリエイター主催の【Camp Flog Gnaw Carnival】にドレイクがヘッドライナーとしてサプライズ出演したが、ブーイングが止まなかったため、開始20分でライブを切り上げた。2019年に起きているとは思えない光景にネットは騒然となったが、タイラー・ザ・クリエイターがドレイクを擁護するツイートを翌日に投稿した。

 そもそもドレイクとタイラーのファン層は異なる上、フランク・オーシャンがスペシャル・ゲストなのではないかと事前に噂になっていたため、観客の期待度が高くなってしまっていたことも騒動の原因の一つだった。タイラーは全て大文字で、「世界有数のスターをミュージック・フェスティバルに連れてくればイカすと思ったんだ!でも一方で、(自身のフェスに)集まってくる特定の客層も分かっていたんだから、ちょっと鈍かったのも確かだ」と認めたが、「頭ん中で(勝手に)物語を作り上げておきながら、それが実現しなかったときにクソ野郎みたいな振る舞いをしやがった奴らがいた。俺はそういうのは許さねぇ」と憤った。

 タイラーはさらに、ドレイクに罵声を浴びせる権利があると思い込んでいた観客が情けないと別のツイートに綴っている。「ほとんどの人は楽しんでいたのに、フロント・エリアにいたあのクズどもが最悪に無礼だった。気持ちは分かるっちゃ分かるけど……いや、違うな、お前らは俺の客人に対して、俺と俺のフェスを代表していたのに、俺らがまるですげー思い上がったクズみたいに見えちまったじゃねーか」と彼は怒り、「ああいうのを現実世界での群衆心理とかキャンセル・カルチャー(有名人をバッシングしてキャリアを終わらせようとする行為)って言うんだよ。俺はそういうのはマジでクズだと思う」と苦言を呈している。