ロード、愛犬の死とニューALの進展をファンへ報告
ロード、愛犬の死とニューALの進展をファンへ報告

 ロードが、2017年リリースの『メロドラマ』に続くニュー・アルバムの進展具合と、最近起きた悲しい出来事について、ニュースレターで自身のファンクラブ会員に報告した。

 彼女は、「今年の大部分はニュージーランドで新曲に取り組んでいた。結構いい感じで進んでいたんだけれど、みんなに報告しなければならないことが先月起きてしまった」と書き出している。

 そして、「私の愛犬パールのことを知っている人もいるよね。パールは2018年に私の人生に入り込んできて、ほとんど瞬時に私の何もかもを変えてしまった。犬を育てる楽しみを知っている人なら分かると思うけれど、私の人生は飛躍的に豊かになった。パールは私の世界にはかりしれないほどの喜びと意義を持ってきてくれた」と続けている。

 “何年もツアーばかりしていた”というロードは、パールを飼い始めてからは、「家にいながら、ものを育て、食物をゆっくり作り、書き物をしていた。神聖としか表現しようのない、とてつもない量のエネルギーを受け取っていて、それをアルバム経由でみんなに伝えようと努力していた。みんなと分かち合わなければならない、最高の贈り物を与えられたような気がしていた」と、満たされた生活を送っていたことを明かしている。

 ところが残念なことに、パールは闘病中に容態が急変してしまったと彼女は報告している。「ある日起きたら、母親というものがそうであるように、私には(パールの)容態が思っていた以上に悪く、彼の身体がもう耐えられないところまで近づいていることが分かってしまった。専門家たちに急いで連れていった。パールは1時間くらいの間隔で2回心臓発作を起こし、2回目のあとに死んでしまった。旅立った時、私は彼を抱き抱えていて、私がそこにいると彼は分かっていたと確信している。でも彼の死は表現できないほどつらく、私のために照らされていた光が消えてしまった」と彼女は綴っている。

 ロードは、「(パールは)私の中で起きていた発見の助けになっていた。アイデアに導いてくれていると感じていた」と説明し、先導役がいなくなってしまった今、作品がどうなるのかについては「時間をかけ、再調整しないと」分からなくなってしまったと語っている。

 今年の夏には新作が“オーブンに入っている”と発表していた彼女だが、「“息子”を亡くしてしまったから、みんなのために(このアルバムを)完成させるには、“善”を見ることができるようになるまで時間が必要になった。同じ作品にはならない。喪失感を経験した人なら誰でも分かると思うけれど、ある扉が開いてそこをくぐると、あちら側は何もかもが違うんだ」と説明し、もう少し待っていてほしいと締めくくっている。