フィニアス、妹のビリー・アイリッシュとの新曲作りを語る「自分たちが一番落ち着ける場所が、一番いい音楽が生まれる場所」
フィニアス、妹のビリー・アイリッシュとの新曲作りを語る「自分たちが一番落ち着ける場所が、一番いい音楽が生まれる場所」

 新EP『ブラッド・ハーモニー』をリリースしたばかりのフィニアスが、2019年10月22日にApple Music Beats 1に登場し、妹のビリー・アイリッシュと新曲を書きためていることを明かした。

 「新しい曲の創造的プロセスにどっぷり浸かっているのは確かだよ」と彼は司会のゼイン・ロウに明かしたが、今はビリーの『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』の楽曲をライブでファンに届けるのが楽しいと語っている。「でも重要な点は、このアルバムをライブ演奏するのが本当に好きってことだ。(アルバムは)ずっと成長し続けているし、これは非常にありがたいことで、僕たちはこのアルバムを1年演奏できるのが楽しくて仕方ないんだ」と、彼はサポート・メンバーとして参加しているツアーについて話している。

 ツアーでライブ・パフォーマンスを続けていることが、兄妹にとって創作の刺激になっているようで、フィニアスは、「つい最近もどこかのアリーナで、ビリーが13,000人くらいの若い子たちを泣かせてさ。そしてステージを降りるとすぐに“じゃあ、このヴォーカルにコンプかけてみようか”って感じなんだ。せわしないけれど、彼女にとってはいい状態だ」と語っている。

 フィニアスとビリーは、曲を録音スタジオで構えて作ることはあまりないそうで、「レコーディング用に特化された場所でレコーディングをすることにあまり興味がない」と彼は語っており、「僕と妹の場合、自分たちが一番落ち着ける場所が、一番いい音楽が生まれる場所でもある。ここ1週間も、新曲の作業もしながらツアーをしていた。だから会場の楽屋とか、上階のホテルの部屋とかで曲を書いていた。そして録音はツアー・バスの寝台でやったんだよ、エアコンと照明を消して、二人だけで並んで。落ち着けて静かだったからね」と明かしている。