メタリカのラーズ、依存症治療を受けているジェイムズへの励ましの言葉に感謝
メタリカのラーズ、依存症治療を受けているジェイムズへの励ましの言葉に感謝

 メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドが依存症更生プログラムを受けるためにリハビリ施設に入所したことから、バンドのオーストラリア/ニュージーランド・ツアーが延期になったが、ファンからの温かい応援にドラマーのラーズ・ウルリッヒが感謝している。

 USAトゥディとのインタビューで彼は、「(ヘットフィールドは)やらなければならないことをやっている。自分を癒すプロセスの真っ最中だ。オーストラリアとニュージーランドのみんなには申し訳なく思うけれど、(バンドとして)完全復活して、前より強く健康になって戻ってこられることを楽しみにしている。(長くやっていると)途中で一過性の小さな問題にぶつかったりするものだよ。でもこれまでずっと素晴らしい旅路だったし、また来年あっちに戻れることを願っている」とコメントしている。

 バンドは2019年9月27日に、「ほとんどの皆さんがご存知のとおり、僕らの兄弟ジェイムズは何年もの間断続的に依存症と格闘してきました。残念ながら、回復に向かうためにまた治療プログラムを受けなければならなくなりました」と声明で発表した。

 声明の内容以上の情報は明かせないとしつつも、ウルリッヒはファンからの励ましの言葉に胸を打たれたと話している。「一番の驚きは、ファン、友人、同僚からのフィードバックがとてもポジティブだったこと。とても温かい気持ちになるよ。(ツアーを)延期しなければならくなってから、先週僕たちに寄せられた大量の愛と感謝と支持には本当に驚かされた。とてつもないことだ」と彼は語っている。

 メタリカと一緒にツアーする予定だったスリップノットのスケジュールも一旦保留になってしまったが、こちらは現在調整中で、決定次第発表されるとのことだ。「もちろん、俺たちの思いはジェイムズとメタリカと共にある」と彼らはコメントしている。

 ヘットフィールドが、いつリハビリから復活するのかは不明だが、2020年に5回予定されているDanny Wimmer Presents主催のハード・ロック・フェスティバルに、メタリカは予定どおりヘッドライナーとして登場するようだ。