マドンナ、膝の怪我を理由に再び公演を延期
マドンナ、膝の怪我を理由に再び公演を延期

 現在北米で【マダムX・ツアー】を開催中のマドンナが、再び公演を延期した。今回は2019年10月7日に米ニューヨーク・ブルックリンのBAM Howard Gilman Opera Houseで開催予定だったコンサートで、膝の怪我が原因と発表されている。

 公式サイトには、「マドンナは現在膝の怪我に対処しており、回復を促すため3日間は安静にするよう指示を受けています」と記載されている。チケットの値段が最高で2,000ドル(約21.5万円)と、高額なことが話題にもなっている同ツアーだが、「スケジュール変更の結果が出るまでチケットは手放さないでください」と勧められている。

 マドンナはインスタグラムでも直接ファンに理解を求めている。「“マダムX”にとって、自分も生身の人間で、膝を完全に確実に治すために向こう3日間安静にしなければならないということを認めるのは難しい。私は簡単に諦める人ではない。みんなが想像できるよりはるかにつらい思いをしている。何日間かフィッシュネット(・ストッキング)とヒールを脱ぐ時が来た」と彼女は綴り、「理解してくれてありがとう。近日中に会いましょう」と感謝している。

 ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、ラスベガス、ロサンゼルス、ボストン、フィラデルフィア、マイアミ・ビーチの全米各地で、彼女にしては比較的小規模な会場で開催されている【マダムX・ツアー】だが、開幕当初から公演の中止や延期が相次いでいる。8月の時点でニューヨークの開幕公演が5日間延期されて9月17日になったほか、別の公演が10月10日と12日に変更された。また、当初9月15日に予定されていた公演は中止になっている。先週金曜日にも、舞台演出上の問題を理由にサンフランシスコのゴールデン・ゲート・シアター公演初日を延期したばかりだ。

 今回のツアーは、もともとチケットの売れ行きが芳しくないとの噂があったが、チケットが高額すぎる上に“売れずに色あせてしまった”などと米紙ニューヨーク・ポストに批判されていた。ツアー・プロモーターのアーサー・フォーゲル(Arthur Fogel)は、米ビルボードに対し、セールスは順調であると強調し、公演を追加する用意があると話したが、現時点で追加日は発表されていない。