『10月2日はなんの日?』“音楽が死んだ日”を描いた名曲「アメリカン・パイ」で知られる米音楽界の伝説、ドン・マクリーンの誕生日
『10月2日はなんの日?』“音楽が死んだ日”を描いた名曲「アメリカン・パイ」で知られる米音楽界の伝説、ドン・マクリーンの誕生日

 10月2日は1972年に「アメリカン・パイ」をヒットさせたことで知られるシンガーソングライター、ドン・マクリーンの74歳の誕生日。

 ドン・マクリーンは1945年10月2日、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。代表曲「アメリカン・パイ」はマクリーンがデビュー翌年の1971年に発表し、4週にわたって全米ビルボードNo.1を獲得。8分超の大曲ながら韻やダブルミーニングを多用した難な歌詞が大きな話題となり、ラジオ局はどこもフルサイズでオンエアするなどの社会現象も巻き起こした。同曲は2000年にマドンナによってカバーされ再ヒットを記録している。

 曲中に繰り返し登場する「音楽が死んだ日(The Day the Music Died)」という歌詞は、1959年にバディ・ホリー、リッチー・ヴァレンス、ビッグ・ボッパーの乗った飛行機の墜落事故のことを指しているが、そのほか多くの歌詞が意味することについては、マクリーン本人が沈黙を貫いたため、長きにわたりその解釈についてファンの間では議論がなされてきた。発表から約40年以上が経過した2015年、マクリーン本人が「世の中が間違った方へと向かっていった時代を歌った、戒めの歌」であるとマクリーン本人が言及し話題に。また、同曲の歌詞をしたためた下書きはオークションにより1億円以上で落札されている。

 今年4月には、音楽活動50周年を記念し『アメリカン・パイ』を含むユナイテッド・アーティスト時代の6作品が紙ジャケットで再発。マクリーンは74歳を迎えた現在も米国内を中心に精力的にコンサート活動を続けている。