日本初のバーチャル音楽フェス【DIVE XR FESTIVAL】に初音ミクやキズナアイら登場、2日間で1.4万人集結
日本初のバーチャル音楽フェス【DIVE XR FESTIVAL】に初音ミクやキズナアイら登場、2日間で1.4万人集結

日本初のバーチャルアーティストらによる音楽フェス【DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank】が千葉・幕張メッセで開催され、9月22日に昼夜2部公演、23日に昼公演が行われた。

 【DIVE XR FESTIVAL】は、空想・仮想・現実が入り混じった“特異空間”で開催される、アニメ・ゲームのキャラクターやインターネット空間で活躍するバーチャル・シンガー、VTuberや新時代のアイドル、AIらが一堂に会する“クロスオーバー型”ミュージックフェス。ステージ上だけでなく、会場の空間全体を演出照明やレーザーなどの特殊効果を駆使して、会場の空間全体まで演出する没入感型「XR LIVE」となっている。

<Day1>
 初日の22日は開場から開演までの時間、オーディオビジュアル表現の異種交配実験を続けるクリエイティブ集団「BRDG」と“ボカロ界の貴公子”八王子Pがコラボレーションした“A/Vパフォーマンス(オーディオヴィジュアル・パフォーマンス)”が生披露された。カウントダウン後、幕が開いたステージにトップバッターとして登場したのは初音ミク。バンド生演奏とともに「テオ」「砂の惑星」などを歌い、圧倒的なパフォーマンスで観客を魅了した。

 ゲームアプリ「モンスターストライク」発の「デビルズ・パンク・インフェルノ」はロックなサウンドを響かせ、ステージに立つのは今回が初めてだという「WHITEHOLE」は、しかし堂に入ったパフォーマンスで魅せる。波羅ノ鬼は「余命宣告」、EMMA HAZY MINAMIは「haze」、花譜は「不可解」「エリカ」を歌いあげた。Vtuberの富士葵は「エールアンドエール」「小さきもの」を披露。日本マイクロソフトが提供する元女子高生AI・りんなは、初音ミクの楽曲「惑星ループ(ときどき無垢ver.)」をカバーし、ユーザーのコメントから感情をテーマに作詞したアレンジバージョンで歌唱。アズマリムは「人類みなセンパイ!」、MonsterZ MATEは「Live your life!!」と「千年愛」、かしこまりは「ココロロボット」と自身初のオリジナル楽曲「ルーティン」で楽しませた。YuNiは「透明声彩」と「ジレンマ」の2曲を披露した。

 ラストスパートに向け、ARダンス&ボーカルグループの「ARP」が登場すると、黄色い歓声が湧き上がる。「夜公演は昼公演を上回るほどのパワーをくれますか!!」と、2020年1月に放送を控えるテレビアニメ「ARP Backstage Pass」テーマソング「Burn it up」を披露。DA PUMP「KENZO」振り付けによるダンスを観客にレクチャーし、客席一体となって踊り、イベントを大いに盛り上げた。avex×NAKEDによるAIアーティストHUMANOID DJは来場者の表情を解析し、その結果をDJプレイに反映するというパフォーマンスを披露。

 中国で圧倒的な人気を誇るバーチャル・シンガーで、初来日の洛天依(ルォ・テンイ)は、バンド生演奏とともに「66CCFF」「極楽浄土」など4曲を歌った。洛天依がステージを終えると、なんと2年前の2017年へとタイムスリップ。行き先は「あんさんぶるスターズ!」に登場するユニットたちが、初となるツアー「あんスタ!DREAM LIVE~1st Tour“Morning Star!”~」を開催した10月27日。「Trickstar」「UNDEAD」「Knights」の3組が登場し、「HEART→BEATER!」(Trickstar)、「Voice of sword」(UNDEAD)、「Melody in the dark」(Knights)など全6曲を熱唱した。

 DAY1のラストアクトは、世界でも活躍するバーチャルタレントのKizuna AI(キズナアイ)。イメージカラーのピンク色に染まった会場で「future base」「melty world」を立て続けに歌唱し、会場の熱気に「最初から盛り上がりがガンガン伝わっています!」と大喜び。続いて「今という瞬間を楽しむ元気残ってますよね?」と呼びかけたKizuna AIは、テレビアニメ「バーチャルさんはみている」前半オープニング主題歌「AIAIAI」、「The Light」、そして最後に「Sky High」を披露。興奮冷めやらぬ会場にはデジタルな花火が打ち上がり、DAY1の幕を飾った。

◎セットリスト
【DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank】DAY1
9月22日(日) 千葉・幕張メッセ
01.テオ(初音ミク)
02.Satisfaction(初音ミク)
03.砂の惑星(初音ミク)
04.ワールドイズマイン(初音ミク)
05.Tell Your World(初音ミク)
06.絶望ドライヴ(デビルズ・パンク・インフェルノ)
07.White Hole(WHITEHOLE)
08.余命宣告(波羅ノ鬼)
09.haze(EMMA HAZY MINAMI)
10.不可解(花譜)
11.エリカ(花譜)
12.エールアンドエール(富士葵)
13.小さきもの(富士葵)
14.最高新記憶(AIりんな)
15.惑星ループ(ときどき無垢ver.)(AIりんな)
16.人類みなセンパイ!(アズマリム)
17.Live your life!!(MonsterZ MATE)
18.千年愛(MonsterZ MATE)
19.ココロロボット(かしこまり)
20.ルーティン(かしこまり)
21.透明声彩(YuNi)
22.ジレンマ(YuNi)
23.Paradise(ARP)
24.Burn it up(ARP)
25.(DJ、VJ)(HUMANOID DJ)
26.66CCFF(洛天依(ルォ・テンイ))
27.千年食譜頌(千年レシピ)(洛天依(ルォ・テンイ))
28.T.A.O(洛天依(ルォ・テンイ))
29.極楽浄土(洛天依(ルォ・テンイ))
30.HEART→BEATER!(あんさんぶるスターズ!/Trickstar)
31.Rebellion star(あんさんぶるスターズ!/Trickstar)
32.Voice of sword(あんさんぶるスターズ!/Knights)
33.Silent Oath(あんさんぶるスターズ!/Knights)
34.Melody in the dark(あんさんぶるスターズ!/UNDEAD)
35.Darkness 4(あんさんぶるスターズ!/UNDEAD)
36.future base(Kizuna AI(キズナアイ))
37.melty world(Kizuna AI(キズナアイ))
38.AIAIAI(Kizuna AI(キズナアイ))
39.The Light(Kizuna AI(キズナアイ))
40.Sky High(Kizuna AI(キズナアイ))

<DAY2>
 2日目は開場後、“A/Vパフォーマンス”はRHCから八王子Pにバトンタッチするという豪華なプレイで会場を盛り上げた。最終日は田中ヒメと鈴木ヒナによる「HIMEHINA」からスタート。歓声に迎えられて喜ぶふたりは、「ヒトガタ」や「うたかたよいかないで」などを歌い、DAY2のトップバッターを務めた。

 続いてはバーチャルダンス&ボーカルユニットのまりなす(仮)が登場し、キレッキレのダンスでメドレーを披露した。AVATAR2.0 1st All Starsは色々な想いがたくさん詰まった「ハテノハテ」を熱唱。銀河アリスは「Someday Someday」を歌い、得意のダンスパフォーマンスで観客を魅了した。アイドルVtuberの響木アオは、「スタートの合図」「ユメスクリーム」など4曲をメドレー形式で歌い、5曲目にシンガーソングライター・大森靖子とのコラボ楽曲「おとなにならないおんなこのうさぎ feat. 大森靖子」をライブ初披露した。

 「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」のヤッターマン2号でおなじみのカミナリアイによる「ウラオモテ(Veil Real)」では、ボヤッキーも合流して軽快なラップで会場を盛り上げた。パフォーマンスを終えたボヤッキーのもとには、「北斗の拳」からVtuberデビューして活躍中のハート様が登場。マツコ・デラックスやお笑い芸人・安田大サーカスのクロちゃんのモノマネで会場の笑いを誘ったが、最後はカミナリアイが呼び出した「北斗の拳」主人公のケンシロウが繰り出す北斗神拳奥義“北斗柔破斬”を受け、断末魔の叫び「ひでぶ」とともに爆散してしまうのだった。

 9月で引退を表明している流石乃ルキ/流石乃ロキは、本日が最後の活動ということで、惜しむ声が飛び交うなか、「最後にみんなの思い出になるように」と「ルキロキ☆ラッキー」「イイカンジ!!」を披露。ミス・モノクロームは笑いを誘うトークを挟みながら「ポーカーフェイス」と「キミとボク」を歌唱した。一般公募オーディションでこの日のために結成された東雲めぐ、暁月クララ、CanCana、ドーラ、吉七味による「SHOWROOMバーチャルスターズ」は、ボカロP・すこっぷ書き下ろしのオリジナル楽曲「WorldColors」で息の合った歌声を会場に響かせた。乃木もちは大好きな電脳少女シロの「またあした」をカバーし、会場は感動の渦に包まれた。ときのそらはMCで大好きなホラーゲームの話をするという“らしい”一面を見せつつ「ブレンドキャラバン」「コトバカゼ」2曲を歌い上げた。

 ミライアカリは開口一番「盛り上がってますか!」と会場に呼びかけ、興奮した観客とのやり取りを楽しみながら、観客の手拍子に合わせて「ミライトミライ」や「シオン」などを歌い上げた。電脳少女シロは「叩ケ叩ケ手ェ叩ケ」での、“シロ組さん(観客)”たちとの息ピッタリなコール&レスポンスに「よくできました!」とご満悦。洛天依(ルォ・テンイ)は、前日に引き続きバンド生演奏とともにセットリストを一部変え「draw」など4曲を熱唱した。

 続いては、前日同様過去にタイムスリップし2017年10月28日に開催された「あんスタ!DREAM LIVE~1st Tour“Morning Star!”~』」公演の後半戦がスタート。「Checkmate Knights」(Knights)」、「ハニーミルクはお好みで」(UNDEAD)、「虹色のseasons」(Trickstar)などを熱唱しラストスパートをかけた。

 大トリに選ばれたのは、DAY1でトップバッターを務めた初音ミク。スクリーンに彼女の名前が映し出されると、会場は観客のペンライトで緑一色に染め上がり、「ワールドイズマイン」「Tell Your World」といった人気楽曲で大いに盛り上がった。最後は、会場に設置された多数のスクリーンに一斉にデジタル花火が上がり、2日間で約1万4000人もの観客を動員したライブのフィナーレを飾った。

 また、会場には、エイベックスとソフトバンクによる“XRライブ”の未来を体験できる「ADIRECTOR」ブースも併設。AR映像を見て楽しむだけでなく、スマートフォンでアーティストの衣装を選択すると、その投票結果が反映されたり、画面をスワイプすることでスクリーンにハートマークを投げ込む、画面をタップしてみんなでゲージを溜めることで特効効果を発生させることができるなどのインタラクティブ要素を体験できた。なお、ゲージを溜める際は一番タップ数が多い観客の端末にアーティストが登場して祝福してもらえるといった演出も盛り込まれており、「未来の演出参加型ARライブ」のかたちが見えるものとなっていた。

◎セットリスト
【DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank】DAY2
9月23日(月・祝) 千葉・幕張メッセ

01.ヒトガタ(HIMEHINA)
02.ヒバリ(HIMEHINA)
03.うたかたよいかないで(HIMEHINA)
04.WONDERLAND(まりなす(仮))
05.JUST IN MY HEART(まりなす(仮))
06.亜空の先へ(まりなす(仮))
07.ハテノハテ(AVATAR2.0 1st All Stars)
08.Someday Someday(銀河アリス)
09.スタートの合図(響木アオ)
10.アオの青汁(響木アオ)
11.マグロ漁船青空丸(響木アオ)
12.ユメスクリーム(響木アオ)
13.おとなにならないおんなこのうさぎ feat. 大森靖子(響木アオ)
14.ウラオモテ(Veil Real)(カミナリアイ feat. ボヤッキー)
  ~タイムボカンシリーズ ヤッターマン×北斗の拳コラボ企画
15.ルキロキ☆ラッキー(流石乃ルキ/流石乃ロキ)
16.イイカンジ!!(流石乃ルキ/流石乃ロキ)
17.ポーカーフェイス(ミス・モノクローム)
18.キミとボク(ミス・モノクローム)
19.WorldColors(SHOWROOMバーチャルスターズ)
20.またあした(猫乃木もち)
21.ブレンドキャラバン(ときのそら)
22.コトバカゼ(ときのそら)
23.ミライトミライ(ミライアカリ)
24.Яevel(ミライアカリ)
25.シオン(ミライアカリ)
26.叩ケ叩ケ手ェ叩ケ(電脳少女シロ)
27.46(電脳少女シロ)
28.66CCFF(洛天依(ルォ・テンイ))
29.千年食譜頌(千年レシピ)(洛天依(ルォ・テンイ))
30.draw(洛天依(ルォ・テンイ))
31.T.A.O(洛天依(ルォ・テンイ))
32.Checkmate Knights(あんさんぶるスターズ!/Knights)
33.Fight for Judge(あんさんぶるスターズ!/Knights)
34.ハニーミルクはお好みで(あんさんぶるスターズ!/UNDEAD)
35.虹色のseasons(あんさんぶるスターズ!/Trickstar)
36.DESTRACTION ROAD(あんさんぶるスターズ!/UNDEAD)
37.CHERRY HAPPY STREAM(あんさんぶるスターズ!/Trickstar)
38.テオ(初音ミク)
39.ヒビカセ(初音ミク)
40.ローリンガール(初音ミク)
41.ワールドイズマイン(初音ミク)
42.Tell Your World(初音ミク)