多数の映画・ドラマ音楽を手掛けるマックス・リヒター、10/4にベストアルバム全世界同時発売
多数の映画・ドラマ音楽を手掛けるマックス・リヒター、10/4にベストアルバム全世界同時発売

 現在公開中の映画『荒野の誓い』、そして2019年9月20日より公開のブラッド・ピット最新作『アド・アストラ』の音楽を担当しているマックス・リヒターが、ベストアルバム『ボイジャー マックス・リヒター・ベスト』を10月4日にリリースする。

 “ポスト・クラシカルのカリスマ”と呼ばれるマックス・リヒターは、英米独のiTunes クラシック・チャートで第1位を記録したヴィヴァルディ『四季』の再構築作品『25%のヴィヴァルディ』、そして演奏時間8時間に及ぶ眠りのための音楽『スリープ』など革命的な作品を発表し、現在は映画・ドラマのサントラにひっぱりだこの人気音楽家だ。今年3月に15年ぶりの来日を果たした【すみだ平和祈念音楽祭2019】の「マックス・リヒター・プロジェクト」では、2003年のイラク戦争を受けて反暴力のために作曲され、リヒター躍進のきっかけとなった「ブルー・ノートブック」や、リヒターの代表作のひとつ「On The Nature of Daylight」を含む反戦・平和へ思いを巡らせる作品、そして2008年に英国ロイヤル・バレエで初演された作品で2005年のロンドン同時爆破事件を受けて作曲した「インフラ」をアジアで初披露し、感動を呼んだ。

 そんな彼の2枚組のベストアルバムには、オリジナル曲や『スリープ』からの「ドリーム」と「パス」のピアノ・ソロ・ヴァージョンの初出音源などが収録。クリスチャン・ベール主演、ロザムンド・パイク、ウェス・ステューディ共演のウェスタン・ムービー『荒野の誓い』からは「ホエア・ウィー・ビロング」と「取り残された女」の2曲が収録されている。『荒野の誓い』のスコット・クーパー監督とマックス・リヒターのインタビュー映像では、アメリカ西部開拓時代を追った本映画の劇中音楽が出来るまでの過程と構想が語られている。

◎リリース情報
アルバム『ボイジャー マックス・リヒター・ベスト』
2019/10/4 RELEASE
UCCH-1053/4 2,500円(tax out.)

◎公開情報
『荒野の誓い』
現在公開中
監督・脚本・製作:スコット・クーパー
出演:クリスチャン・ベール、ロザムンド・パイク、ウェス・ステューディ、ベン・フォスター、ティモシー・シャラメほか
配給:クロックワークス/ STAR CHANNEL MOVIES
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