ポスト・マローン、ヒット曲/音楽ビジネス/故マック・ミラーへの思いを語る
ポスト・マローン、ヒット曲/音楽ビジネス/故マック・ミラーへの思いを語る

 ニュー・アルバム『Hollywood’s Bleeding』をリリースしたばかりのポスト・マローンが、Apple Music Beats 1のゼイン・ロウとのロング・インタビューに応じた。2019年9月6日に公開された約40分に及ぶインタビューは、マローンがプロデュースしているロゼ・ワインの産地である南仏のワイナリーで行われ、3作目となるアルバム制作の舞台裏や故マック・ミラーへの思い、コラボについてなど、話題は多岐にわたっている。

 デビュー・アルバムをリリースしてから現在に至るまでの環境の変化について聞かれた彼は、「正直、過去2年が2週間に感じるほど全てが不鮮明で……ワイルドだよ。でも俺はすごいヒット曲を書こうとしているわけじゃないんだ。ヒットするレコードを作ろうとしているわけじゃない。自分が大好きなものを作ろうとしているだけなんだ」と話している。

 『Hollywood’s Bleeding』の収録曲は50曲から17曲にまで絞り込んだそうだが、有名アーティストとの多数のコラボについて聞かれると、「ビジネスとして捉えたくないんだよね。ビジネスは後部でやることだ。最終的に音楽はビジネスとは無縁のものだと思ってる。音楽は人と関係しているんだ」と答えている。
 
 ポスト・マローンがまだ駆け出しだった頃、真っ先にTwitterでシャウトアウトしてくれたラッパーの先輩が故マック・ミラーだったそうだ。「マックが最初にツイートしてくれた。変な感じだったよ、だって俺は最初から彼の音楽を聴いていたんだから。“うん、すげーな。こいつはマジでカッケーな”って思ってた。うん。一緒にアルバムを作る予定だったんだ。ビアポンしながらだらだらとさ、“アルバム作ろうぜ”って言ってたんだよね」と、1年前の9月7日に急逝したミラーを偲んでいる。

 2019年の前半に「Fuck the Internet」と題されたカニエ ・ウェストとのコラボ曲がリークされてしまったが、『Hollywood’s Bleeding』に収録されている「Internet」にカニエはフィーチャーされていない。ポスト・マローンによると、「一緒に書いたから」カニエはクレジットはされているそうだ。