ジャスティン・ビーバー、うつ病/ドラッグ/名声に関する率直なメッセージを投稿
ジャスティン・ビーバー、うつ病/ドラッグ/名声に関する率直なメッセージを投稿

 現地時間2019年9月2日、ジャスティン・ビーバーが自身のインスタグラムに長文メッセージを投稿した。この中で彼は、小さな町で育った自分が幼くして名声と富を得たことによるメンタル・ヘルスへの影響について語り、これまでの過ちに対して悔恨の情を示している。

 献身的なクリスチャンである彼はまず、「自分の人生や過去、仕事、責任、感情、家族、お金、人間関係で頭がいっぱいだと、健全なアティチュードで朝ベッドから起きるのは難しい」と綴り、「トラブル続きだと感じるとき。その日に起こる出来事を“不安”というレンズを通して予測するようになり、また悪い日になるのはと予想してしまう。そして失望のサイクルに陥る。時にはもう生きていたくないと思うまでになる。もう一生何も変わらないのではないかって……僕には君の気持がわかる。僕も自分の考え方を変えれなかったから」と自身が経験したうつの状態について率直に述べた。

 続いて、不安定な家庭で育ちながらも世界的に有名なスターとなり、常にスポットライトにさらされながら、大人にならければならなかった「うまく説明できない」プレッシャーについて触れた。

 18歳にして「現実社会におけるスキルが何もない」中、銀行口座には大金があり、「自分が欲しいものを何でも手に入れられる」環境にあった彼は「20歳までには、考えつく間違った決断をすべて下し、世界一愛され、憧れられた人物から、世界一嘲笑され、批判され、嫌われた人物となった!」と振り返っている。19歳になった頃には「かなりハードなドラッグ」をやるようになったと告白し、すべての人間関係を「悪用」し、「女性に対して憤慨し、無礼な態度をとり、自分自身も怒りを抱えていた」と綴り、「これらの最悪な決断から立ち直り、壊れた関係を修復し、人間関係における習慣を変えるのには何年もかかった」と明かしている。

 そして「幸運にも神様は、ありのままの僕を愛してくれる素晴らしい人々を恵んでくれた」と、神や信仰、周りのサポート体制、そしてヘイリーとの結婚のおかげですべてが変わり、「“結婚”という人生における最高のシーズンを歩んでいる」と説明。最後は、「これを通じて伝えたかったのは、勝ち目がないと感じても戦い続けて、ということ」とメッセージを締めくくっている。