ガガ&B・クーパーの「シャロウ」、米ビルボード・ソング・チャートで『アナ雪』を超える快挙
ガガ&B・クーパーの「シャロウ」、米ビルボード・ソング・チャートで『アナ雪』を超える快挙

 レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパーによる「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」が2019年8月24日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”からとうとう脱落してしまったが、チャート・インしている間に大きな記録を樹立した。

 【第91回アカデミー賞】で<歌曲賞>に輝いた「シャロウ」は、45週間Hot 100にチャート・インしたが、これは【アカデミー賞】受賞曲としての最長記録だ。2019年2月24日に受賞が決まった直後の3月9日付チャートではNo.1も1週獲得している。

 「シャロウ」の記録は、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」が達成した33週を大幅に更新した。イディナ・メンゼルが<歌曲賞>を受賞した大ヒット曲は2014年に5位を獲得している。ちなみに、米ビルボード・チャートでは、下降している楽曲が50位以下なら20週目以降、25位以下なら52週目以降にHot 100から除外されるというルールがある。

 「シャロウ」はレディー・ガガにとって2011年の「ボーン・ディス・ウェイ」以来となる4曲目、ブラッドリー・クーパーにとっては初の全米No.1となった。<歌曲賞>受賞曲としては17曲目のNo.1ソングだ。

 【アカデミー賞】<歌曲賞>は、映画のために書かれた優秀な楽曲のソングライターに毎年授与されている。

◎米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”における【アカデミー賞】受賞曲のチャート・イン週 (週数/タイトル/アーティスト/映画タイトル/最高位(1位週数)/年)

45週:「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー、『アリー/スター誕生』、1位(1週)、2019年
33週:「レット・イット・ゴー」イディナ・メンゼル、『アナと雪の女王』、5位、2014年
26週:「愛を感じて/Can You Feel the Love Tonight」エルトン・ジョン、『ライオン・キング』、4位、1994年
26週:「心の愛/I Just Called To Say I Love You」スティーヴィー・ワンダー、『ウーマン・イン・レッド』、1位(3週)、1984年
26週:「ムーン・リバー」ヘンリー・マンシーニ、『ティファニーで朝食を』、11位、1961年
25週:「フラッシュダンンス~ホワット・ア・フィーリング」アイリーン・キャラ、『フラッシュダンス』、1位(6週)、1983年
25週:「恋するデビー/You Light Up My Life」デビー・ブーン、『マイ・ソング/You Light Up My Life』、1位(10週)、1977年
25週:「スター誕生の愛のテーマ/Evergreen (Love Theme From A Star Is Born)」バーブラ・ストライサンド、『スター誕生』、1位(3週)、1977年
23週:「ルーズ・ユアセルフ」エミネム、『8マイル』、1位(12週)、2002年-2003年
23週:「愛と青春の旅だち/Up Where We Belong」ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ、『愛と青春の旅だち/An Officer and a Gentleman』、1位(3週)、1982年
23週:「追憶/The Way We Were」バーブラ・ストライサンド、『追憶』、1位(3週)、1974年