<ライブレポート>K-POPの新鋭THE BOYZがサマソニのステージに立つ

Billboard JAPAN

 2019年8月18日、THE BOYZが20周年の記念すべき年にサマーソニックに招聘され、約2万人を収容するマウンテン・ステージでパフォーマンスを披露した。
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 THE BOYZといえば今年5月に幕張メッセでの単独コンサートを成功させたばかりでなく、【KCON NY 2019】やアジアツアーなど、グローバルな活躍が際立つ期待の新星。今年8月には【MTV VMAJ 2019】の<Rising Star Award>を受賞している。VMAJにおける韓国人アーティストの受賞は昨年のBLACK PINK、BTSに続く快挙で、それだけTHE BOYZへの期待度の高さが伺えるというもの。そんな彼らを一目見ようと、会場には若い女性ファンだけでなく、男性陣や海外からの観客の姿もチラホラ。実にサマーソニックらしいオーディエンスに囲まれたステージとなった。

 いかにも気合い充分な面持ちでステージに登場した11人は、彼らのデビュー曲「Boy」でライブをスタート。彼らが得意とするシンクロ率の高いフォーメーションダンスは、気づけばまるで違う形を作る手品を観ているかのよう。音を聴いて楽しむだけではない、目で観て感じることのできるダンス曲に特化したサマーソニック3日目にふさわしい幕開けを飾った。MCを挟んでの「Get it」ではダウナーなメロディに合わせた重力を感じさせるダンス、「No air」では11人がまるでひとつの大きな生き物になったかのように変幻自在に動くフォーメーションダンスと、アイドルの枠を超えたパフォーマーとしての実力の高さを見せつけたかと思えば、続けて披露した「Text Me Back」では軽快なポップソングに乗せた元気いっぱいのダンスで息が切れるほど踊り続け、「Walkin' In Time」ではあえてダンスを封印し、歌声で勝負するシンガーとしての矜持も見せつけた。

 MCではネイティブの英語話者が3人いる強みを発揮し、英語でのトークが多かったのも好感度大。ケビンが「サマーソニック! この場に来ることができてとても光栄ですし、興奮しています。こんにちワサップ!」と英語と日本語をミックスした新しい挨拶を披露すると、ジェイコブは「また次もサマーソニックにカムバックしたいです」とサマーソニックのステージへの愛惜を口にした。ラストタームに入ると、ダンスの激しさはさらに加速。ジャンプしながら方向転換する振り付けが続く「Right Here」を全員が全力で踊りきり、ラストの「Bloom Bloom」ではストーリー仕立てのダンスで、最後にはどこまでもポップで愛らしいアイドルとしてのパフォーマンスを見せた。

 気づけば、ふらりと会場に立ち寄った一見のオーディエンスをも見事に踊らせることに成功したTHE BOYZ。フェスならではの戦い方でTHE BOYZの存在感を印象づけた一方で、彼らのファンもまた、普段は欠かせないうちわやペンライトを封印し、サマーソニックというステージに立つTHE BOYZを支え、盛り上げていた。THE BOYZはこの後、【MTV VMAJ 2019 -THE LIVE-】にも出演が決定している。世界に羽ばたくK-POPアーティストの先輩たちに続く彼らの活躍を楽しみにしたい。



Text by 尹秀姫


◎【SUMMER SONIC 2019】THE BOYZ セットリスト
1.Boy
2.Get it
3.No air
4.Text Me Back
5.Walkin’ in time
6.Right Here
7.Bloom Bloom

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