【ビルボード】KAT-TUN『IGNITE』が総合アルバム首位 浜崎あゆみベストが急上昇
【ビルボード】KAT-TUN『IGNITE』が総合アルバム首位 浜崎あゆみベストが急上昇

 2019年8月12日付(集計期間:2019年7月29日~2019年8月4日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、KAT-TUNの約1年ぶりとなるニュー・アルバム『IGNITE』が総合首位を獲得した。

 7月31日にリリースされた『IGNITE』は、ドラマ『節約ロック』主題歌「GO AHEAD」、アルバムのリード曲「DANGER」、そしてメンバーのソロ曲なども含む計13曲を全形態共通で収録しているほか、通常盤にはボーナス・トラック「We are KAT-TUN」も収録。初動3日間で88,185枚、週間では107,794枚を売り上げてCDセールス1位をマークしており、ルックアップは5位と若干の伸びしろが見られるが、CDの販売力が牽引しての総合トップとなった。

 その『IGNITE』に3連覇を阻まれたRADWIMPS『天気の子』だが、各指標のチャート・アクションは依然好調。リリース3週目となる当週は、12,529枚を売り上げてCDセールス4位となり累計7万枚を超えたほか、ダウンロードでは6,515DLを記録し、こちらは初登場から3週連続で1位をキープしている。とはいえ両セールスの数字が緩やかな下降傾向にあるなか、8月3日にレンタル解禁された影響か、ルックアップは前週比226%、初登場以来最多となるポイントで2位をマーク、総合では1ランク・ダウンに留まって2位を獲得した。映画『天気の子』が動員ランキング3週連続1位(興行通信社調べ)を獲得するなど、大ヒットを記録していることからも、映画を彩る音楽がRADWIMPSのコアファンのみならず、幅広い層に訴求していることは容易に予想できる。今後はライト層によるルックアップを中心とし、長期的な上位チャートインを維持していくのではないだろうか。

 総合3位となったのは、GOT7による日本4枚目のミニアルバム『LOVE LOOP』。初週42,044枚を売り上げてCDセールス2位となったが、他指標が少々伸び悩み、僅差でRADWIMPS『天気の子』に続いた形だ。続く総合4位には、6週目の集計を迎えた嵐『5×20 All the BEST!! 1999-2019』がエントリー。当週13,838枚を売り上げて累計159.4万を記録しており、間もなく160万枚を突破する見込みとなっている。そして総合5位は、前週から引き続きBUMP OF CHICKEN『aurora arc』が獲得。CDセールス11位、ダウンロード5位、ルックアップ4位となり、4週連続のトップ5入りを果たした。

 前週41位から当週17位までジャンプ・アップしたのは、浜崎あゆみが2008年9月にリリースしたベスト・アルバム『A COMPLETE~ALL SINGLES~』。浜崎と松浦勝人氏(現エイベックス株式会社代表取締役会長CEO)の“出会いと別れの物語”を描いた、小松成美による小説『M 愛すべき人がいて』が8月1日に発売され、二人の過去の関係が大きな話題となっているが、その影響がチャートにも表れ始めたようだ。『A COMPLETE~ALL SINGLES~』は当週1,804DLを売り上げてダウンロード4位となり、55週目の“HOT ALBUMS”チャートインを果たしている。また、2016年3月リリースの『A BEST』も総合83位にエントリーしており、こちらは152週ぶり13週目のチャートインとなった。

◎【HOT ALBUMS】トップ20
1位『IGNITE』KAT-TUN
2位『天気の子』RADWIMPS
3位『LOVE LOOP』GOT7
4位『5×20 All the BEST!! 1999-2019』嵐
5位『aurora arc』BUMP OF CHICKEN
6位『TVアニメ「キャロル&チューズデイ」VOCAL COLLECTION Vol.1』(アニメ)
7位『LOVE』菅田将暉
8位『FAMOUS』テミン
9位『THE GIFT』平井大
10位『LADDERLESS』OLDCODEX
11位『深層から』Sou
12位『SING SING SING 7』ベリーグッドマン
13位『834.194』サカナクション
14位『瞬間的シックスセンス』あいみょん
15位『LATATA』(G)I-DLE
16位『King & Prince』King & Prince
17位『A COMPLETE~ALL SINGLES~』浜崎あゆみ
18位『MAGIC』back number
19位『いちご』木村カエラ
20位『BOOTLEG』米津玄師