リアーナ、相次ぐ銃乱射事件に関するトランプ米大統領のツイートに怒り
リアーナ、相次ぐ銃乱射事件に関するトランプ米大統領のツイートに怒り

 先週末、アメリカのテキサス州エル・パソとオハイオ州デイトンにて、銃乱射事件が相次いて発生したことをうけ、トランプ米大統領が投稿したツイートにリアーナが自身のインスタグラムで怒りをあらわにした。

 現地時間2019年8月4日、リアーナは、トランプ米大統領が、エル・パソの事件について「臆病な犯行だ」とツイートしたことに対して、彼の発言や安易にライフル銃を購入できるアメリカの現状に苦言を呈した。

 リアーナはこの投稿のスクリーンショットに「えっと……ドナルド、あなた“テロリズム”の綴りを間違えてない。あなたの国は、数時間のうちに立て続けにテロリストから2度も攻撃を受け、30人もの罪なき人々が亡くなった。これらの事件は、先日のカリフォルニア州でのテロから間もなく起こった。その時テロリストは、ラスベガスで合法的にライフル銃(AK-47)購入し、数時間運転してカリフォルニアのフード・フェスティバルで、男の子の赤ちゃんを含む6人もの人々の命を奪った」というキャプションを添えて投稿。

 さらには「ビザを手にするより、AK-47を手にすることの方が簡単な世界を想像してみて!アメリカからテロリストを逃がさないために壁を作る世界を想像してみて!!」と皮肉を込め、「テキサス、カリフォルニア、オハイオでの事件の被害者の家族や愛する人々に祈りと哀悼の意を表します!心よりお悔み申し上げます!こんな死は誰にもふさわしくない!誰にも!」と強い口調で投稿を締めくくっている。

 リアーナ以外にも、ジョン・レジェンド、カーディ・B、チャック・Dなど、様々なアーティストが、相次いだ銃乱射事件について、怒りや悲しみの投稿を行っている。エル・パソの事件では20人、デイトンでの事件では9人が亡くなり、多数が負傷した。いずれの事件も犯人は20代の白人男性で、ライフル銃を使って犯行に及んだ。