Skoop On Somebody、ツアー【Coming 2 you】終幕&ビルボードライブ11月開催 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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Skoop On Somebody、ツアー【Coming 2 you】終幕&ビルボードライブ11月開催

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Skoop On Somebody、ツアー【Coming 2 you】終幕&ビルボードライブ11月開催

Skoop On Somebody、ツアー【Coming 2 you】終幕&ビルボードライブ11月開催


 3月からスタートした全国21カ所26公演の【Coming 2 you 2019】。4ヶ月間、全国を回り、ついに7月27日兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにてファイナルを迎えた。ファイナル前の7月14日、15日に行われた東京・品川インターシティーホールライブレポートを掲載する。
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 白と黒でビシッとフォーマルにキメて登場したメンバーふたり。するとキーボードのKO-ICHIROがいきなり、「みなさんに素晴らしいギタリストを紹介します!」と、珍しくギターを抱えたボーカルTAKEをコール。それを合図に、ボディを叩きながらの独特なカッティングでリズムをハジき出したTAKE。するとKO-ICHIROは「TAKEの顔に注目! 顔で弾いてるからね(笑)」と早くも観客の笑いと手拍子を誘い、自らもとびきりファンキーなプレイを繰り出した。ふたりきりで全国21ヶ所26公演を回るツアー「Coming 2 you 2019」の25本目、7月15日の品川インターシティホールは、この「happypeople」でいきなり多幸感に包まれた。出し惜しみなく続いた「sha la la 」までの冒頭3曲で、総立ちの観客はまず彼らの魅力をめいっぱい堪能した。

 「Coming 2 you」は、20周年を迎えた2017年に、「まだ行ったことのない場所に音楽を届けたい」と始まったツアーシリーズ。マネージャーと3人だけで車移動し、ふたりだけでステージを完結させるいわゆるロードだ。全国津々浦々を訪れるため、会場が小さなライブハウスであることも多い。TAKEとKO-ICHIROはもうその近い距離感が当たり前になっていて、大きな会場であるこの品川インターシティホールでもまったく気取る気配がない。「『Coming 2 you』はぐだぐだトークと音に集中する時間とのミルフィーユシステムになっております」とMCで和ませると、その言葉通り4曲目から究極のメロウ・ナンバーの数々で会場を酔わせにかかった。

 ステージにキャンドルが揺れる中、まずは「微熱」、「Bye Bye~その日が来るまで~」と、ライブではレアな曲が続く。TAKEが「ハマってる」というリズム・マシンを歌いながら巧みに操れば、KO-ICHIROも左手でシンベを、右手で間も響きもセクシーなエレピを弾いて応える。あえて淡々としたリズムだからこそ、歌声の、そしてキーボードの繊細な表情が浮き彫りになっていく。「Coming 2 you」でこのスタイルを育ててきただけあって、ふたりの息はピッタリ。アイコンタクトしながら絶妙なタイミングでリズム・ブレイクを入れた「ama-oto」のクライマックスは、鳥肌が立つほどクールだった。

 いつしかステージは、街灯が仄かに灯る夜の公園のイメージに。TAKEはベンチに腰掛けて、観客をさらにディープな世界へと連れていく。せつなさ募る「Amanogawa」では、バックに無数の星が瞬いた。ロマンチックなムードで続いたのは「今、僕はここにいる」。まるでミュージカルの壮大なラスト・ナンバーであるかのようにTAKEは立ち上がり、魂のすべてをこめたダイナミックな歌声で観客の心を鷲掴みにする。ライブハウスとは真逆の無機質で大きな空間を、ふたりだけで、しかも高度に音楽的な満足も与えるカタチで有機的に支配できるのは、テクニックもハートも磨き上げてきたSkoop On Somebodyだからこそだ。

 後半は、シンプルにピアノと歌だけで、「ぼくが地球を救う~Sound of Spirit~」、「バラ色」、「UP」と、みんなが待ち兼ねていた定番曲ラッシュ。それまで観客もギューッと集中してメロウにひたっていたからこそ、その反動でみんな堰を切ったように手を挙げ、声を出してハジけきる。その光景にTAKEもKO-ICHIROも、「みんなスゴいね。立ちたかったんですね」とクシャクシャの笑顔になった。本編ラストは、発売されたばかりのニューアルバム『What is love?』から「evergreen」。一周も二周も回った大人だからこそ照れずに綴れる「ありがとう」や「嬉しいね」が、本当に素直に胸に染みた。それはまた、23年目を迎えてもなお一緒に歩んでくれているファンへの感謝でもあっただろう。

 アンコールでは、生命力あふれたゴスペル風ナンバー「Clap!!」で、会場の手拍子とエネルギー交換の大セッション。「ソウル好き、ゴスペル好きには寂しがり屋が多い。だからきっと音楽で一緒にハッピーになりたいんだよね」というTAKEの言葉をまんま証明するような素敵なシーンだった。ストレス社会の中でみんなが求めているものが、Skoop On Somebodyの音楽に確かに息づいていた。
<Text by 藤井美保>

 そしてツアーファイナルを迎えた7月27日兵庫公演にて、11月にニューアルバム『What is love?』のリリースを記念してビルボードライブ 【Skoop On Somebody"What is love? Release Live”】の開催が発表された。今回は、ニューアルバム「What is love?」を収録曲順どおりに演奏するという自身初の試みとなる。  次はどのようなライブを魅せてくれるのか。デビュー23年目を迎えたSkoop On Somebodyから今後も目が離せない。




◎イベント情報
【Skoop On Somebody"What is love? Release Live”】
2019年11月14日(木)、11月15日(金)Billboard Live TOKYO
出演:
Skoop On Somebody
磯貝サイモン
種子田健
高田真
田中雪子
吉岡悠歩
Kayo

2019年11月25日(月)Billboard Live OSAKA
出演:
Skoop On Somebody
磯貝サイモン
種子田健
高田真
田中雪子
吉岡悠歩
Kayo


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