女王蜂、『貞子』『どろろ』『東京喰種【S】』など主題歌起用率No.1バンドに注目
女王蜂、『貞子』『どろろ』『東京喰種【S】』など主題歌起用率No.1バンドに注目

 2017年7月に実写公開された映画『東京喰種 トーキョーグール』が、新たなスタッフにより進化した続編『東京喰種 トーキョーグール【S】』が2019年7月19日に全国公開を迎える。

 本作は、不慮の事故により、人を喰らわないと生きられない喰種と人間のハーフ【半喰種】になってしまった金木研(カネキ ケン/窪田正孝)が、悩み葛藤しながらも人間と喰種の「共存」に向けて闘う姿を描いたバトルアクションエンタテイメントだ。『東京喰種 トーキョーグール【S】』では、カネキの最大の宿敵である喰種・月山習(ツキヤマ シュウ)役の松田翔太、ヒロインの霧嶋董香(キリシマ トーカ)役の山本舞香をはじめ、鈴木伸之、小笠原海、白石隼也、木竜麻生、森七菜、桜田ひより、知英など注目俳優が多数出演している。そんな本作の主題歌に、女王蜂が手掛ける「Introduction」が起用されているのだが、今回は、今最も勢いのあるバンド・女王蜂を簡単に紹介しよう。

 女王蜂は2009年に結成され、2011年の映画『モテキ』のエンディングに起用された楽曲「デスコ」で知名度を上げたバンド。アヴちゃん(Vo.)の唯一無二の歌声と、様々なジャンルを混ぜ合わせた中毒性の高いサウンドが熱狂的なファンを呼び、その圧倒的なパフォーマンスで注目を集めてきた。アヴちゃん自ら作詞作曲、ジャケットのデザインを手掛け、ミュージックビデオの制作にも携わるなど、その活動は多岐に渡る。また、2017年にはメンバー全員で出演・演奏したミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』に出演。8月からは、映画化もされたミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』にアヴちゃんが出演するなど、楽曲制作のみに留まらない、幅広いアーティスト活動で常に業界内外から注目が集まっている。

 そんな女王蜂は「デスコ」以降、ドラマの主題歌などを手掛けた後、2018年にTVアニメ『東京喰種 トーキョーグール:re』のエンディング曲「HALF」を発表。原作者の石田スイが全てのオープニング・エンディングのアーティスト選定に携わるアニメ『東京喰種』シリーズの中でも、屈指の人気曲となった。その後も、手塚治虫の作品を新たにリメイクし、大好評のまま先日放送が終了したTVアニメ『どろろ』のオープニング曲「火炎」を担当。また、映画『貞子』の主題歌「聖戦」を手掛け、立て続けに話題作とタッグを組んでいる。

 そして、満を持して本作の主題歌として発表されたのが、先の2曲も収録されたアルバム『十』の1曲である「Introduction」だ。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの女王蜂と『東京喰種』の再タッグに、SNSでは「女王蜂?!!?! マジで!! 最高じゃん!!!」「女王蜂×東京喰種をまたみられるなんて」「神コラボじゃねぇか……」と、音楽ファンはもちろん、原作・アニメファンからも期待の声が集まった。アヴちゃん自身も「前回の『HALF』同様シンクロ率が異様に高く……とにかく聴いて観て頂けたら! と思うばかりです」とコメントしている。冒頭からエンドロールまで見所が詰まった本作を、ぜひ映画館の大画面と高音質で堪能して欲しい。

◎公開情報
『東京喰種 トーキョーグール【S】』
2019年7月19日(金)より、全国公開
監督:川崎拓也、平牧和彦
出演:窪田正孝、山本舞香、鈴木伸之、小笠原海、白石隼也、松田翔太ほか
配給:松竹
(C)2019「東京喰種【S】」製作委員会 (C)石田スイ/集英社