テイラー・スウィフト、初期作の限定アナログ盤を発売
テイラー・スウィフト、初期作の限定アナログ盤を発売

 テイラー・スウィフトが昨年11月まで所属し、初期6作をリリースしたビッグ・マシーン・レコードが、彼女のセルフタイトル・デビュー・アルバムから「ティアドロップス・オン・マイ・ギター」など5曲を限定アナログ盤としてリリースすると発表した。

 2006年10月にリリースされた同アルバムは今年で13周年を迎える。2019年7月10日にテイラーのファンに送信されたメールには、「急げ!“ティアドロップス・オン・マイ・ギター”の限定7インチ・アナログ盤発売!B面にはアコースティック・ヴァージョン入り」と記載されている。公式サイトによると値段は10ドル(約1,080円)で8月30日に発送され、B面には2007年に録音されたアナログ未発表のライブ音源が収録される。

 ビッグ・マシーンからは、8月16日に発売される「ティム・マックグロウ」の限定盤に続く2枚目のアナログ盤のリリースとなる。6月20日にファンに情報解禁されてからプレ・オーダーは即完売となったとレーベルの代理人は話したが、販売枚数は明かしていない。

 ビッグ・マシーン・レーベル・グループは、ジャスティン・ビーバーなどの大物アーティストのマネージャーであるスクーター・ブラウンのイサカ・ホールディングスに、約3億ドル(約322億円)で買収されたと2019年6月30日に公表した。これにより、テイラーの初期6アルバムのマスター音源がブラウンの手に渡ったことについて、テイラー本人がSNSで不快感をあらわにしたことが先週話題になったが、ビッグ・マシーン側はこのアナログ盤のリリースは春から準備していたもので、買収の発表前から企画されていたと説明している。

 レーベルからはあと3作アナログ盤が発売される予定だが、タイトルや発売日などの詳細は明かされていない。また、「ティアドロップス・オン・マイ・ギター」のリリースについてインスタグラムでも発表しているが、コメント欄がオフになっている。

 テイラーのデビュー作『テイラー・スウィフト』そのものを再発する予定はまだないようだ。ニールセン・ミュージックによると、同作は2006年10月24日の発売以来、全米で570万枚のセールスを記録している。
 
 テイラーは2018年11月にビッグ・マシーンを去り、ユニバーサル・ミュージック・グループとグローバル契約を交わした。2019年8月23日発売のニュー・アルバム『ラヴァー』は、新たな契約後初のアルバムとなる。