全米13週連続首位のリル・ナズ・X、カミング・アウトに対する反発を語る「反応が欲しいだけだと理解してる」
全米13週連続首位のリル・ナズ・X、カミング・アウトに対する反発を語る「反応が欲しいだけだと理解してる」

 現地時間2019年7月5日、現在20歳のリル・ナズ・Xが英情報番組『BBC Breakfast』に出演し、先月末にカミング・アウトしたことに対する反発について語った。

 当初カミング・アウトするか葛藤していた彼は、「絶対に一生やらないと思っていたことだった、墓場まで持っていくって感じで」と明かした。だが、「自分がやりたいことをやらずに一生を過ごすのは嫌だ」ということにやがて気づき、自分がカミング・アウトすることで「他の人々のために道を開く」手助けになるのではと考えたそうだ。
 
 そして、現在米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で13週連続首位を獲得している「オールド・タウン・ロード」で融合しているヒップホップとカントリーについて触れ、「どちら(の世界)でも受け入れられていない」とLGBTQのアーティストが平等な扱いを受けるようになるまでには、まだ長い道のりがあると話した。

 また、自分がカミング・アウトした直後から、ネット上で反発が起き、悪意のあるコメントが投稿されていると語り、「怒りとかは感じない、なぜなら彼らが反応が欲しいだけだと理解してるから」と話し、「とはいえ、彼らの冗談には付き合ってるよ」とコメントをしている。