The fin.×LUCKY TAPESによる特別な一夜「こういう場をシェアできるのはとても嬉しい」
The fin.×LUCKY TAPESによる特別な一夜「こういう場をシェアできるのはとても嬉しい」

 The fin.が、2019年7月5日に自主企画【#thefin_02】を開催した。
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 The fin.の楽曲と連動したキービジュアルやセットリストが用意された企画【#thefin】。第2弾となる今回は、2018年発表のアルバム『There』の収録曲「Pale Blue」がフィーチャーされ、共演者にはLUCKY TAPESが迎えられた。

 まずステージに登場したのはゲストであるLUCKY TAPES。昨年リリースされたアルバム『dressing』収録曲中心のセットリストを披露。MCでは、高橋健介(g)が「The fin.との旧知の中である一方、なかなか共演の機会がなく今回が実現して嬉しい」とThe fin.との共演を喜ぶ場面も。定番曲「レイディ・ブルース」で会場を沸かせ、ラストは「シェリー」で締め括り、The fin.へバトンを渡した。

 続くThe fin.は、出だしから機材トラブルに見舞われるも、Kaoru Nakazawa(b)がMCで場を和ませると、気を取直して第1弾の自主企画でフィーチャーした「Chains」からライブをスタート。2曲目には今回のテーマとなっている「Pale Blue」が青を基調とした照明の中披露され、会場はどこか涼しげな空気で包まれた。

 MCでYuto Uchino(vo,g,syn)は「人生いろいろありますね(笑)」と冒頭のトラブルを振り返り、ライブ中盤に突入。「Veil」で幻想的な世界へ観客を引き込むと、The fin.結成後初めて作った楽曲「Misty Forest」を披露。Yutoは「LUCKY TAPESとは東京に住んでた時からの友達で、5年くらい経つけどそれぞれ違う道を歩んできて、こういう場をシェアできるのはとても嬉しいです」と感慨深く語った。そして、4月にリリースした新曲「Come Further」をライブ初披露し、ドリーミーなシンセサウンドで会場を魅了した。

 終盤には、代表曲「Shedding」「Night Time」を披露すると、楽曲に聴き入っていたオーディエンスも思い思いに身体を揺らし始め、会場は歓声で包まれた。全体を通して「Pale Blue」の楽曲のもつイメージを意識したセットリストとなった今回。ラストナンバーに「Glowing Red On The Store」を披露し、特別な一夜が幕を閉じた。

 なお、秋には同企画の第3弾の開催が決定。The fin.のオフィシャルサイトでは、7月16日までチケット先行抽選予約を受け付けている。チケット一般発売日は8月3日。

◎セットリスト
【#thefin_02】
2019年7月5日(金)渋谷CLUB QUATTRO

<LUCKY TAPES>
01.Lonely Lonely
02.Punch Drunk Love
03.Gravity
04.レイディ・ブルース
05.Balance
06.MOOD Session
07.MOOD
08.JOY
09.シェリー

<The fin.>
01.Chains
02.Pale Blue
03.Heat
04.Height
05.Veil
06.Misty Forest
07.Missing
08.Afterglow
09.Come Further
10.Shedding
11.Night Time
12.Faded Light
13.Glowing Red On The Shore

◎ライブ情報
【#thefin_03】
2019年11月23日(土・祝)渋谷WWW X