ポール・マッカートニー、犬を使った実験をやめるよう米大学に要請
ポール・マッカートニー、犬を使った実験をやめるよう米大学に要請

 動物保護団体PETAが公開した、米テキサスA&M大学(TAMU)で行われている犬を使った実験の実態を捉えた映像を見たポール・マッカートニーが、動物虐待の中止を要請する手紙をマイケル・K・ヤング学長宛に送付した。

 TAMUでは、ゴールデン・レトリバーが筋ジストロフィーの一種を発症するよう交配され、歩行、嚥下、呼吸が困難な状態で飼育されている。2019年6月26日にPETAが発表したプレス・リリースによると、ポールは書簡で、「貴大学の犬研究室におけるゴールデン・レトリバーのビデオ映像は痛ましいものです。私は少年時代から犬を飼っており、いずれも心から愛していました。15年程私に連れ添い、“マーサ・マイ・ディア”という曲にもなったマーサもその一匹です。TAMUの筋ジストロフィー研究室における犬の苦しみを終わらせ、現代的な研究方法に変更することによって正しいことをしていただきたい」と訴えた。

 ポールは長年動物愛護に関心を持っており、菜食主義者としてPETAとは過去に何度も協力してきた。