メガデスのデイヴ・ムステイン、咽頭がんを公表
メガデスのデイヴ・ムステイン、咽頭がんを公表

 メガデスのフロントマンのデイヴ・ムステインが2019年6月17日、咽頭がんと診断されたことを公表した。今年予定されているメガデスの公演は全て中止されるが、10月13日から18日の日程で企画されている【メガクルーズ】は予定通り開催される。

 57歳のムステインはメッセージ文で、「咽頭がんであると診断された。これは明らかに配慮すべきで真っ向から対処しなければならないことだけれど、俺は以前も障害に直面してきた。医師団としっかり協力しており、彼らが90%成功すると見ている綿密な治療計画を立てている。治療はすでに開始している」とファンに明かした。

 また、「残念ながら、このことから今年の公演をほぼ全てキャンセルしなければならない。2019年【メガクルーズ】は開催され、バンドは何らかの形で参加する。最新情報は入り次第megadeth.comで随時公開される。メガデスは出来るだけ早くツアーに戻る」と報告しているほか、「キコ、デイヴィッド、ダークと俺はスタジオで“ディストピア”の次回作を制作中で、みんなに聴いてもらえるのが待ち遠しい。家族、医師団、バンド・メンバー、トレーナーなどの俺のチームみんなに心から感謝する」と綴っている。

 ギタリストでシンガーであるムステインは、メタリカから解雇されたあと1983年に米ロサンゼルスでメガデスを結成し、世界有数のスラッシュ・メタル・バンドに育て上げた。メガデスは、2016年に発表された『ディストピア』を含む10数枚のアルバムをリリースしている。