『6月13日はなんの日?』スウィング・ジャズの王様、ベニー・グッドマンの命日 没後33年
『6月13日はなんの日?』スウィング・ジャズの王様、ベニー・グッドマンの命日 没後33年

 6月13日はジャズ・クラリネット奏者、ベニー・グッドマンの命日。

 ベニー・グッドマンは1909年5月30日、米・シカゴ生まれ。ロシア系ユダヤ移民の貧しい家庭に育ったグッドマンだが、10歳でクラリネットを手にし、すぐにその才能を開花。12歳でプロデビューを果たし、1928年にニューヨークへ移住。23歳で自身の楽団を結成し、スウィング・ジャズ・ブームの立役者として活躍した。

 1938年にはクラシックの殿堂、カーネギー・ホールで史上初のジャズ・コンサートを行うなど、“スウィング・ジャズの王様”として国民的人気を博したグッドマン。今もスウィング・ジャズの代表曲として知られる「シング・シング・シング」は、同楽団による演奏がもっとも有名。また、当時は異例の人種混合メンバーによる楽団を率いたことも、多くの人々に愛される理由だった。ジャズ界のみならずクラシック界との交流も深く、50~60年代にかけてレナード・バーンスタインとも共演。70年代以降は徐々にステージに立つ機会は減っていったものの、1980年には三度目となる来日公演をおこなっている。

 グッドマンは1986年6月13日、ニューヨークの自宅にて心臓発作により77歳で死去。同年のグラミー賞において【特別功労賞生涯業績賞】を受賞している。