リアーナ、世界で最も裕福な女性アーティストに
リアーナ、世界で最も裕福な女性アーティストに

 ジェイ・Zがヒップホップ・アーティスト初のビリオネア(資産10億ドル)になったと報じた経済誌フォーブスによると、現在世界で最も裕福な女性アーティストは、総資産額が推定6億ドル(約648.6億円)になったリアーナだそうだ。

 2019年6月4日に公開された記事によると、リアーナの資産はマドンナの5億7,000万ドル(約616億円)、セリーヌ・ディオンの4億5,000万ドル(約486億円)、そしてジェイ・Zの妻ビヨンセの4億ドル(約432億円)よりも多い。

 リアーナの現在の資産は、音楽やコンサート収入ではなく、ファッション&ビューティー・ビジネスでの成功が大部分を占めている。2017年9月にLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンが出資しているSephoraでローンチした化粧品ブランドFenty Beautyは、最初の数週間で1億ドル(約108億円)を売り上げた。

 Fenty Beautyはこの1年で5億7,000万ドル(約616億円)を売り上げ、同社を50%所有しているとされるLVMHにとって推定30億ドル(約3,242億円)の価値があると見られている(リアーナ側は15%所有していると推定される)。

 以前よりSavage X Fentyブランドのランジェリー・ラインを、米ロサンゼルスが拠点のファッション企業TechStyle Fashion Groupと共同経営しているリアーナは、2019年5月からLVMH初の有色人女性デザイナーとして高級アパレル・ブランドFentyを発足させた。Fenty Beauty発足時に40色のファンデーションを発表し、メイクアップ業界のあり方に一石を投じた彼女だが、LVMHのFentyメゾンから発売する既製服もサイズ14までを用意し、インクルーシブな(いろいろな人が参加できる)ブランドを目指して展開される。