【米ビルボード・アルバム・チャート】タイラー・ザ・クリエイター、DJキャレドを下し自身初の全米1位に 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【米ビルボード・アルバム・チャート】タイラー・ザ・クリエイター、DJキャレドを下し自身初の全米1位に

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【米ビルボード・アルバム・チャート】タイラー・ザ・クリエイター、DJキャレドを下し自身初の全米1位に

【米ビルボード・アルバム・チャート】タイラー・ザ・クリエイター、DJキャレドを下し自身初の全米1位に


 タイラー・ザ・クリエイターの新作『IGOR(イゴール)』 がNo.1デビューを飾った、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 本作『IGOR』は、2017年7月リリースの前作『Flower Boy』から2年ぶり、通算5作目となるスタジオ・アルバムで、その前作が記録した最高2位を上回る、自己最高位更新にして初の首位獲得を果たした。なお、R&B/ヒップホップ・チャートでは、2015年の3rdアルバム『Cherry Bomb』から3作連続、ラップ・アルバム・チャートでは、2013年リリースの2ndアルバム『Wolf』から4作連続の1位獲得となる。

 週間ユニットは165,000で、2019年にリリースされたヒップホップ・アルバムとしては、3月23日付のチャートで初登場1位となったジュース・ワールドの『デス・レース・フォー・ラヴ』に次ぐ初動をマークした。『IGOR』のアルバム・セールスは74,000枚で、ストリーミングによるユニット数との割合はほぼ同等だった。売上が好調だったのは、アルバム・セールスに直結するグッズ販売があったため。タイラー・ザ・クリエイターは、Tシャツやステッカーなどを用意した。週間視聴回数は1億2,290万回で、かなり高い数字といえるが、ストリーミングでは若干数、2位のDJキャレドに及ばなかった。

 そのDJキャレドの新作『ファーザー・オブ・アサド』は、週間1億2,320万試聴を記録し、ストリーミング・チャートでは首位に立ったが、セールスが35,000枚と伸び悩み、注目の対決はタイラー・ザ・クリエイターに軍配が上がった。

 本作『ファーザー・オブ・アサド』は、No.1デビューを果たした前作『グレイトフル』(2017年)から2年振りのリリースとなる、通算11枚目のスタジオ・アルバムで、TOP10入りはこれで8作目。首位獲得は、前作と2016年リリースの9thアルバム『メジャー・キー』の2枚が達成している。

 先週No.1デビューした、ロジックの『コンフェッション・オブ・ア・デンジャラス・マインド』は8位まで転落。3位には、ビリー・アイリッシュの『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』が、4位はカリードの『フリー・スピリット』が続いている。

 週間ユニット40,000で、5位に初登場したのは、インディー・ロックバンド=ザ・ナショナルの新作『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』。自己最高位となる2位をマークした前作『スリープ・ウェル・ビースト』(2017年)から約2年ぶり、8枚目となるスタジオ・アルバムで、5thアルバム『ハイ・ヴァイオレット』(2010年)から4作連続のTOP10入り。なお、その『ハイ・ヴァイオレット』と、6thアルバム『トラブル・ウィル・ファインド・ミー』(2013年)の最高位は3位だった。

 9位には、ドイツのメタル・バンド=ラムシュタインのニュー・アルバム『Untitled(アンタイトルド)』が週間ユニット28,000でデビューした。これは、タイトル名ではなく、アルバムのタイトルがないことを示している。本作は、2009年に全米最高13位を記録した『Liebe ist fur alle da』から10年ぶりとなる復帰作で、アメリカでのTOP10入りは意外にも初となる。本国ドイツでは、2ndアルバム『Sehnsucht』(1997年)から全てのアルバムが1位を記録しているが、ノルウェーやフランスなど、本作が初のNo.1獲得となった国も多い。

 続いて10位には、注目のフィーメール・ラッパー=ミーガン・ジー・スタリオンの『フィーバー』が初登場。2017年に『Make It Hot』、2018年には『Tina Snow』の2枚のEP盤をリリースしているが、スタジオ・アルバムとしては初のリリースで、これが実質上のデビュー作となる。本作には収録されていないが、昨年発表したシングル「Big Ole Freak」がソング・チャート“Hot 100”で65位、R&B/ヒップホップ・チャートで25位のスマッシュ・ヒットを記録したこと、それから、最新のソング・チャートで5位まで上昇している、カリードのヒット曲「トーク」のリミックスに参加したことで、知名度を高め、アルバムのプロモーションに繋げた。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、6月3日以降掲載予定となります。


◎【Billboard 200】トップ10
1位『IGOR』タイラー・ザ・クリエイター
2位『ファーザー・オブ・アサド』DJキャレド
3位『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』ビリー・アイリッシュ
4位『フリー・スピリット』カリード
5位『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』ザ・ナショナル
6位『thank u, next』アリアナ・グランデ
7位『ベイビー・オン・ベイビー』ダ・ベイビー
8位『コンフェッション・オブ・ア・デンジャラス・マインド』ロジック
9位『Untitled』ラムシュタイン
10位『フィーバー』ミーガン・ジー・スタリオン


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