クイーン、クラシック・ロック・アクトとして異例のストリーミング人気 映画『ボヘミアン・ラプソディ』&『ウェインズ・ワールド』が後押し 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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クイーン、クラシック・ロック・アクトとして異例のストリーミング人気 映画『ボヘミアン・ラプソディ』&『ウェインズ・ワールド』が後押し

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クイーン、クラシック・ロック・アクトとして異例のストリーミング人気 映画『ボヘミアン・ラプソディ』&『ウェインズ・ワールド』が後押し

クイーン、クラシック・ロック・アクトとして異例のストリーミング人気 映画『ボヘミアン・ラプソディ』&『ウェインズ・ワールド』が後押し

 2018年12月、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のグローバル・ストリーミング再生数が16億回を突破し、世界で最もストリーミングされた20世紀の楽曲になったとユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)が発表した。フロントマンの故フレディ・マーキュリーが1991年に死去してからは、残されたメンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラー、そして長年のマネージャーであるジム・ビーチが、アダム・ランバートをボーカリストとして迎えてツアーを行ったり、積極的なマーチャンダイジングやライセンシングを展開するなどしてクイーンのブランド力を維持してきた。

 これらの活動を大きく後押ししたのが、2018年秋に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』の世界的大ヒットだ。本年度の【アカデミー賞】で<作品賞>を含む5部門にノミネートされ、最多4冠を獲得した同作は、Box Office Mojoによると興行収益が9億ドル(約990億円)を突破している。日本では現在も公開中の同作の爆発的な人気が、通常は現代のポップやヒップホップだけのものであったストリーミングの高みにクイーンを押し上げた。

 クラシック・ロックのアーティストは、現代の音楽消費方法に適応するのに苦労する場合が多いが、クイーンはストリーミングの大勢力に進化した。Spotifyロック部門のグローバル責任者であるAllison Hagendorfは、「スポーツ・イベントをはじめ、テレビや映画での起用など、クイーンの楽曲は日常の文化に溶け込んでいる」と述べ、「トレイラーが公開される前から、クイーンはわれわれのカタログ・アーティストの中ではトップだった。現在はSpotifyのグローバル・トップ10アーティストにランクインしている。これはカタログ・アーティストとしては異例だ」と説明している。

 2019年4月25日に終わる週のSpotifyグローバル・トップ200ソング・チャートにはクイーンの楽曲が4曲チャート・インしている。これはホールジーやジュース・ワールドといったストリーミングに強い現代アーティストよりも多く、もちろんほかの旧来のアーティストも軽く超えている。最も聴かれているのは言うまでもなく「ボヘミアン・ラプソディ」で、映画が2018年11月3日に公開されてから、全米で毎週700万回以上再生されている。昨秋、米ビルボード・ソング・チャート”Hot 100”に3週にわたりエントリーし、11月17日付チャートで33位を記録した。

 「ボヘミアン・ラプソディ」がHot 100入りしたのはこれが3回目だ。シングルカットされた1975年当初も大ヒットしたが、約17年後の1992年にも映画『ウェインズ・ワールド』で使われたことがきっかけで5月9日付の全米チャートで2位まで浮上したことがあった。これは1976年に記録した9位よりも上位で、当時12歳だったHagendorfも『ウェインズ・ワールド』のシーンを真似しながら友だちと歌っていたと語っている。現在のクイーンのストリーミングでの再ブレイクについて彼女は、「ベビー・ブーマーやジェネレーションX世代だけでなく、ミレニアル世代(にも響いていることが)とてもエキサイティングだ」とコメントしている。


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