tricot、令和とともにメジャーへ、インディーズ最後のワンマンで魅せたこれまでの歩み 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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tricot、令和とともにメジャーへ、インディーズ最後のワンマンで魅せたこれまでの歩み

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tricot、令和とともにメジャーへ、インディーズ最後のワンマンで魅せたこれまでの歩み

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 tricotが、ワンマンツアー【大反射祭Tour】のファイナル公演を、4月28日、TSUTAYA O-EASTにて開催した。
tricot【大反射祭Tour】ファイナル公演ライブ画像

 吉田雄介(Dr)加入後初となる本ツアーは、3月22日の福岡・Queblickを皮きりに、4月28日の東京・TSUTAYA O-EASTでファイナルを迎え、5月5日の兵庫と5月17日の沖縄で追加公演が予定されている。tricotにとって平成最後となるワンマンに会場は満員、ライブ前から熱気が充満していた。

 定刻になり、中嶋イッキュウがステージに登場。野性味帯びた雄叫びとともに、3月22日リリースのミニアルバム『リピート』1曲目「Good Morning」からスタート。キダ モティフォ、ヒロミ・ヒロヒロ、吉田雄介が登場し、徐々に楽器が重なっていきグルーブが醸し出されていくと、2017年リリースの『3』より疾走感溢れる「TOKYO VAMPIRE HOTEL」や「18,19」といった楽曲を披露していった。

 「一足先に平成のライブ納めさせていただきたいと思います」と中嶋がMCで語ると、昭和生まれのヒロミ・ヒロヒロをいじり、「気まずいんで曲やります」と会場の笑いを誘った。「古い曲もいっぱいワンマンではやりたいと思うのでよろしくおねがいします」と、メンバー4人が向かい合うと「ポークジンジャー」へ。堂々とステージに立ち歌う中嶋、ルーパーとエフェクターでギターの音色を自在に操るキダ、躍動感に溢れたベースを奏でるヒロミ、それらをまとめあげるシャープなドラムを叩く吉田と、この4人だからこそのグルーブで会場をさらに熱くしていった。

 「今回のツアーは、いろいろな年代のtricotの楽曲を入れていったんですけど、あまり変わっていないというか、違和感がないというか。昔の曲もいい曲だなと思っています。尊敬しますね、昔の自分のことを」と中嶋が語ると、キダも「よう作ったと思うわ」と賛同。公開したばかりの「BUTTER」のミュージックビデオが、初ミュージックビデオ「爆裂パニエさん」と同じ場所で撮影されたことを語り、「『リピート』というアルバムなので、もう1回最初の場所で撮ってみたりしました。「BUTTER」をはじめて演奏したのも女性限定ライブのアンコールだったんですけど、またここで演奏できてうれピヨです。いっぱい曲あるんで、やらせてもらいましょうか」と後半戦へ。

 「爆裂パニエさん」では観客のシンガロングで一層の盛り上がりを見せ、ヒロミが客席の上に直立しベースを弾くなど、一度も盛り上がりが衰えることなく本編は終了した。

 鳴り止まないアンコールに応えステージに登場した4人は、昨日から謎のカウントダウンが始まったホームページについて言及。現在新曲を作っており、9月末くらいにリリースすることを発表した。

 「私たち今年9月でちょうど(活動)9年で9歳になるんですよ。これまでずっとメンバーと一緒にBAKURETSU RECORDSっていう自主レーベルでやってきたんですけど、もうちょっといろいろやりたいなと思って、新しいレーベルを“たっちあーげた”んですよね。まだ名前が決まってないので、決まり次第ご報告します」と語ると、「ちょっと君アレ持ってきてくれるか」という声に新元号発表を模した額縁を用意すると、avex/cutting edge内にプライベートレーベルを設立することを発表。会場はこの日1番の盛り上がりを見せた。

 そして、自主企画イベント【爆祭 2019】の開催も発表された。TSUTAYA O-EASTにて2日間開催し、9月23日(月・祝)は【爆祭 2019(Vol.12)】というタイトルで対バン形式のイベント、2日目の9月24日(火)はワンマンライブ【9才(クサイ)ワンマン】を開催する。

 「本当に私たち4人とマネージャー1人の5人でやってきていたので、ようやっていたなって。これからは、音楽をいっぱい作りたいと思います。メジャーに行ったからtricot変わっちゃうんじゃないかっていう人も【9才(クサイ)ワンマン】ってタイトルを聞いたら大丈夫だと思うんじゃないかな」と、笑いも含めながら祝福に包まれたMCを行なった。

 そして「これがインディーズ最後のワンマンでした。見てくれてありがとう。これからインディーズ最後の曲を演奏して帰ります。ありがとうございます。tricotでした」と、アンコールを2曲演奏しtricotのインディーズ時代、そして平成最後のワンマンは幕を閉じた。

 アンコールが終わって客電がついても観客の拍手はいつまでも収まることがなかった。

 DIYなスタイルで日本だけでなく海外でも経験値を積んできたtricotが、メジャーと手を組みどのような活動を繰り広げていくのか。その期待は高まるばかり。2012年はtricotの10周年となる。写真提供:エイベックス・エンタテインメント株式会社 / 文:西澤裕郎/SW


◎公演情報
【爆祭 2019(Vol.12)&9才(クサイ)ワンマン】
渋谷TSUTAYA O-EAST
2019年9月23日(月・祝) “爆祭 2019(Vol.12)”
2019年9月24日(火) “9才 ( クサイ ) ワンマン”


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