ジャスティン・ビーバー/ジャネール・モネイ/ケラーニ、いじめを苦に15歳で自殺した少年を追悼
ジャスティン・ビーバー/ジャネール・モネイ/ケラーニ、いじめを苦に15歳で自殺した少年を追悼

 現地時間の2019年4月24日、米アラバマ州在住の15歳の少年がいじめを苦に自殺した。ナイジェル・シェルビー(Nigel Shelby)という名のこの若者は、アリアナ・グランデやケラーニなどに憧れ、パフォーマーになることを夢見ていたが、ゲイだったために執拗ないじめに遭っていた。

 ナイジェル君の死を受け、多くのスターがSNSを通じて悲しみや憤りの言葉を投稿した。ジャスティン・ビーバーもその一人で、ナイジェルの死を報じた記事の見出しの写真と共に、「これ大嫌い。お願いだから憎悪を止めろ!どうして人々がそんなに無知で憎たらしくなれるのか理解できない」とキャプションに綴った。

 ジャネール・モネイはいじめた側の親に怒りをぶつけた。「あなた方の一部が育てて教育した、または教育しなかった、子どもたちがこれをやったんだよ。そいつらが彼をいじめた。身に染みるまで考えなさいよ。(私は)激怒している」と彼女はツイートしている。ナイジェル君が憧れていたケラーニは、「愛しているナイジェル・シェルビー、きれいなきれいな男の子」とだけツイートした。

 この件に関連し、米アラバマ州マディソン郡のジェフ・グレイヴス保安官代理が、同性愛嫌悪の暴言をFacebookに投稿したことから休職処分を受けている。現在は削除されているこの投稿には、「(同性愛という)この挙動を社会は受け入れないし、受け入れるべきでもない。私にはこの偽の活動に気分を害する権利があり、これからもあり続ける」などと書かれていた。

 ナイジェル君の死の詳細が報じられたあと、母親のカミカ(Camika)さんがNBCニュースのインタビューに応じ、息子の死を通じて、なかなかなくならない学校でのいじめ問題について啓発できればと語った。「自分のアイデンティティーに悩んでいて、すでに悩みを抱えている際に、ほかの子どもたちから自分が嫌いになるようなことをされれば、悩んでいなかった場合と比較してさらに大きなインパクトがある」と彼女は語っている。