和楽器バンド、出雲大社で平成最後のワンマンライブ

2019/04/15 13:15

和楽器バンド、出雲大社で平成最後のワンマンライブ
和楽器バンド、出雲大社で平成最後のワンマンライブ


 和楽器バンドが、出雲大社御遷宮完遂記念【和楽器バンド5th Anniversary 単独奉納公演 in 出雲大社】を、2019年4月13日に開催した。
和楽器バンド その他ライブ画像
 これまでも日光東照宮や平安神宮、宗像大社など、世界遺産を含めて伝統のある会場でライブを行ってきたが、今回は60年に一度の大遷宮を完遂させた出雲大社。和楽器バンド独自の世界観が特徴的な「暁ノ糸」で本公演はスタートし、「戦-ikusa-」「吉原ラメント」へ突入すると会場のボルテージは早くも最高潮に。最初のMCでは1月5日、6日にさいたまスーパーアリーナ公演以来のライブであり、平成最後のワンマンライブということに触れ、久々のライブにメンバーのテンションもいつにも増して高かった。
 その後も、この会場ならではの詩吟を鈴華(vo)が披露。詩吟は主に漢詩を歌うものではあるようだが、この日はこの土地にふさわさしい「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠めに 八重垣つくる その八重垣を」という和歌となった。そして、鈴華、町屋(g)、黒流(和太鼓)による「遠野物語 九四」や、町屋(g)、亜沙(b)、山葵(Dr)の洋楽器隊に蜷川(津軽三味線)を加えた編成での「焔」などで8人編成のバンドサウンドとは一味違った演出で魅せる。
 後半戦は、新作歌舞伎【NARUTO -ナルト-】のエンディング・テーマになっている「光の中で」で始まり、通常の雰囲気を一変させつつ、和楽器バンドならではの解釈のジャジーな曲である「シンクロニシティ」、続けて黒流と山葵による和太鼓×ドラムバトルへ突入し、黒流と山葵が音と光の演出で観客を大いに沸かせた。ラストは和楽器バンドの代名詞とも言える「千本桜」で、最高の盛り上がりと共に本編を締めくくった。
 メンバーがステージを去ると、ツアーや大新年会ライブでも自然発生的にあった「暁ノ糸」の合唱が会場から沸き起こり、再びメンバーが登場。年末年始にオンエアされたメンバーも出演しているガリバーCMソング「あっぱれが正義。」を披露し、最後は「雪影ぼうし」でメンバーとお客さんがタオルを皆で回すという圧巻の光景で、出雲大社でのライブは幕を閉じた。

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