ミック・ジャガー、心臓弁置換術を無事終了
ミック・ジャガー、心臓弁置換術を無事終了

 ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが、米ニューヨークで心臓弁膜手術を終え、現在容体は安定し回復に向かっていることがわかった。

 米ビルボードの消息筋によれば、医師団はミックの大腿動脈を通じて心臓弁の処置を行うことに成功し、現在は過度の出血を含む術後の合併症に注意を払っている。経カテーテル的大動脈弁置換術と呼ばれる処置を受けた彼は、しばらく安静にする必要があるとのことだ。

 この低侵襲治療では、カテーテルを大動脈から挿入することによって開胸せずに心臓弁を修復することができ、患者の体への負担を抑えることができる。従来の外科手術よりは回復にかかる時間は短いとはいえ、出血多量などの問題が起きずに動脈が治癒するのを4、5日安静にして待つ必要がある。ミックは数日後には起き上がれるようになるはずだが、ライブができるまで回復するにはしばらく時間がかかるとみられる。

 ストーンズは、2019年3月30日にミックの体調不良を理由に【No Filter】ワールド・ツアーの米国とカナダ日程を延期すると発表していた。4月20日から開幕する予定だったスケジュールは7月以降に振り替えられ、日にちなどの詳細は後日発表される。

 ほぼすべての日程が振り替えられる見込みだが、【ニューオーリンズ・ジャズ・フェスティバル】の出演だけは中止になり、代わりにフリートウッド・マックが出演するとフェスティバル側は発表している。