LiLiCoも涙…、C・イーストウッド映画『運び屋』ED曲をフィーチャーした特別映像を独占解禁
LiLiCoも涙…、C・イーストウッド映画『運び屋』ED曲をフィーチャーした特別映像を独占解禁

大ヒット上映中のクリント・イーストウッド監督/主演最新映画『運び屋』より、エンドロールで流れる感涙曲「Don’t let the old man in」をフィーチャーした特別映像がビルボード・ジャパン独占で解禁された。

 名優クリント・イーストウッドが自身監督作としては『グラン・トリノ』(09)以来、10年ぶりに主演した実話サスペンス映画『運び屋』。イーストウッドが演じるのは、仕事一筋で家庭をないがしろにした挙げ句、事業の失敗で家財の一切を失ってしまった孤独な老人アール・ストーン。巨大な麻薬組織で、一度に最大300キロ=13億の巨額ドラッグを運ぶ“伝説の運び屋”だ。撮影時、実在した人物レオ・シャープと同じ87歳だったイーストウッドが、自身の人生に通ずる“我が道を行く”主人公の生き様を魅力的に演じる。

 劇中では、主人公がピックアップトラックでドラッグを運ぶ際、決まってカーステレオから流れるカントリーミュージックにあわせて鼻歌を歌うのだが、どれもアメリカの広野を走る風景にマッチした楽曲が使用されている。これまでのイーストウッド作品同様、印象的な音楽の数々が楽しめるのも本作の魅力だ。

 なかでも主人公が衝撃の結末を迎え、最後に流れる曲には映画コメンテーターのLiLiCoも、「エンドロールと共に流れる曲の歌詞に涙が止まらない」と絶賛。SNSでも「エンディングで一筋の涙が伝わりました」「あのエンディングの歌詞はずるいなぁ」などといった声が上がっている。

 同エンディング曲「Don’t let the old man in」を手掛けたのは、カントリーミュージック界のアカデミー賞とも称される【アカデミー・オブ・カントリーミュージック(ACM)賞】受賞歴があり、イーストウッドとプライベートでも親交のあるトビー・キースだ。

「老いを迎え入れるな もう少し生きたいから
 老いに身をゆだねるな ドアをノックされても」----- Don’t let the old man in

と何度もリフレインするこの歌詞は、「絶対に年寄りだと思わないこと」が若さの秘訣だというイーストウッドの言葉にインスパイアされた歌詞だという。

 今回解禁された映像は、トビー・キースがアコースティックギターで歌い上げる同曲をバックに、イーストウッド演じる運び屋アール・ストーンがアメリカの大地を走る姿や、運び屋で得たお金で多くの寄付をしたり、12年間口をきいていない娘や妻と懸命に向き合い、愛想をつかされた家族との関係を取り戻そうとする切ないシーンなどが映し出されている。

 俳優、映画監督として60年以上のキャリアをもつイーストウッドは現在88歳。最新作『運び屋』の主人公や家族との関係には、イーストウッド自身の人生の実体験も投影され、自伝的な要素を多分に含んでいるという。

 家族のために、仲間のために運び屋を続けたアール・ストーンがどんな結末を迎えるのか。88歳、最強の現役クリント・イーストウッドの集大成『運び屋』は現在公開中。

◎「Don’t let the old man in」歌詞和訳
Written and performed by Toby Keith Courtesy of Show Dog Nashville

老いを迎え入れるな
もう少し生きたいから
老いに身をゆだねるな
ドアをノックされても
ずっと分かっていた
いつか終わりが来ると
立ち上がって外に出よう

老いを迎え入れるな
数え切れぬ歳月を生きて
疲れきって衰えたこの体
年齢などどうでもいい
生まれた日を知らないのなら
妻に愛をささげよう
友人たちのそばにいよう
日暮れにはワインを乾杯しよう

老いを迎え入れるな
数え切れぬ歳月を生きて
疲れきって衰えたこの体
年齢などどうでもいい
生まれた日を知らないのなら
老いが馬でやって来て
冷たい風を感じたなら
窓から見て微笑みかけよう

老いを迎え入れるな
窓から見て微笑みかけよう
まだ老いを迎え入れるな

◎映画情報
『運び屋』原題:The MULE(原題:ラバ、運び屋、頑固者)
【監督/出演】
クリント・イーストウッド
【脚本】
ニック・シェンク(『グラン・トリノ』)
【出演】
ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィ―スト、アンディ・ガルシア、アリソン・イーストウッド、タイッサ・ファーミガ他
【配給】
ワーナー・ブラザース映画
【公開】
米国2018年12月14日(金)公開
日本2019年3月8日(金)ロードショー