故ルー・リード、アーカイブがNY公共図書館にオープン
故ルー・リード、アーカイブがNY公共図書館にオープン

 2013年に71歳で亡くなったルー・リードのアーカイブが、米NYの舞台芸術など専門とする公共図書館(New York Public Library for the Performing Arts)に現地時間2019年3月15日にオープンした。

 図書館は、故リードの様々な資料を保存し、公開できる施設を探していた彼の妻で、パフォーマンス・アーティスト/音楽家のローリー・アンダーソンから今回アーカイブを譲り受けた。米NYタイムズ紙によると、アーカイブには、故リードの個人的なメモ、写真や600時間以上のレコーディングなどが含まれているとのことだ。オープンを記念して、ミック・ロックが撮影した1962年のリードのアルバム『トランスフォーマー』のアートワークを用いた図書館カードも6,000枚限定で制作された。

 故リードは亡くなる前、自身の所有物をどうするかについて一度も話さなかったため、若いミュージシャンや彼の人生に興味を持った人々が閲覧できるようなアーカイブにしたいと考えていたとアンダーソンは話している。

 伝説的バンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのリード・ヴォーカリスト、ギタリスト、ソングライターだった故リードは、バンド解散後もソロ・アーティストとして精力的に活動していた。