中島みゆき、1998年発売のベストAL『大銀幕』再発売
中島みゆき、1998年発売のベストAL『大銀幕』再発売

 中島みゆきが1998年にリリースしたベスト・アルバム『大銀幕』の再発売を開始した。

 これまでに42作のオリジナル・アルバムをリリースしている中島みゆきだが、ベスト・アルバムは1996年に発売された『大吟醸』、1998年に発売された『大銀幕』、そして2016年に発売された『中島みゆき・21世紀ベストセレクション「前途」』の3作のみ。

 今回再発売となる『大銀幕』には名曲「糸」のほか、「命の別名」「世情」など、テレビドラマの主題歌・挿入歌や映画主題歌などが収録されているが、そのすべてが映像に関わるタイアップ作品になっている。

 1曲目に収録されている「糸」は、2000年に入りBank Bandをはじめとする多くのアーティストによってカバーされたが、そのことで中島みゆきの存在を改めて知ったという人も多いだろうが、そんな中島みゆき初心者に入門アルバムとしてオススメの1枚である。

 初回盤特典DVDには、アルバム・コンセプトに沿った形で3曲のミュージックビデオが収録されている。犬堂一心監督作品、映画松本清張生誕100周年記念『ゼロの焦点』主題歌「愛だけを残せ」、木村拓哉主演TBS開局60周年記念ドラマ 日曜劇場『南極大陸』主題歌「荒野より」、武井咲主演の日本テレビ系ドラマ『東京全力少女』主題歌「恩知らず」の3曲が収録されているが、すべての監督を務めるのは、中島みゆきのライブ【夜会】そして【夜会工場】のすべての映像作品の監督も務めている翁長裕。

 ドラマ仕立てあり、空撮バンド演奏シーンありと見所満載の内容となっているが、これらはすべて未発売の映像作品となっている。

◎リリース情報
ベストアルバム『大銀幕』
2019/1/30 RELEASE
<初回盤 CD+DVD>
YCCW-10355/B 3,800円(tax out.)
<通常盤 CD>
YCCW-10356 3,000円(tax out.)