【第91回アカデミー賞】<作曲賞>ノミネート者の喜びの声~『メリー・ポピンズ リターンズ』/『ブラック・クランズマン』 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【第91回アカデミー賞】<作曲賞>ノミネート者の喜びの声~『メリー・ポピンズ リターンズ』/『ブラック・クランズマン』

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【第91回アカデミー賞】<作曲賞>ノミネート者の喜びの声~『メリー・ポピンズ リターンズ』/『ブラック・クランズマン』

【第91回アカデミー賞】<作曲賞>ノミネート者の喜びの声~『メリー・ポピンズ リターンズ』/『ブラック・クランズマン』


 2019年1月22日に発表された【第91回アカデミー賞】の<作曲賞>部門の顔ぶれは、ノミネート経験があるアレクサンドル・デスプラ(『犬ヶ島』)、マーク・シェイマン(『メリー・ポピンズ リターンズ』)、ニコラス・ブリテル(『ビール・ストリートの恋人たち』)と、初めてのテレンス・ブランチャード(『ブラック・クランズマン』)とルドウィグ・ゴランソン(『ブラックパンサー』)となった。米ビルボードが、ノミネートが決まった彼らにさっそく喜びの声を聞いた。


◎マーク・シェイマン『メリー・ポピンズ リターンズ』
 【アカデミー賞】に5回ノミネートされたことがあるシェイマンは、「(オリジナルの『メリー・ポピンズ』の)言語を、可能な限り継続させなければならないということはわかっていた」と語っている。彼は<主題歌賞>にも「The Place Where Lost Things Go」でスコット・ウィットマンとともにノミネートされている。

 「映画音楽を作曲するのが大好きな僕にとって、オリジナルの映画を作曲し、オーケストレーションとアレンジもすべて自分で手がけたアーウィン・コスタルという男の作品は、僕が4歳だったころから心と指と脳に均等に存在しているから、(新しい音楽も)チェリー・ツリー・レーンの近所で生きなければならないってことがわかっていた。まったく新しい次元から来たようなサウンドにするわけにはいかなかったから、とても手ごわかった。比類のないものと比べられてしまうことはわかっていたから、おじけづいたのは確かだよ」と彼は振り返っている。

 シェイマンが受賞すれば、【エミー賞】/【グラミー賞】/【アカデミー賞】(オスカー)/【トニー賞】からなる米ショウビズ界のグランドスラムEGOTを達成することになる。






◎テレンス・ブランチャード『ブラック・クランズマン』
 ブランチャードは、「ノミネートが今日発表されるってことを忘れていて、妻が“緊張するね”って言うものだから、“なんで?”って尋ねたら、“ノミネートが……”って言われて。すると娘が隣の部屋から、“パパがノミネートされた!パパがノミネートされた!”って叫んだんだ」と明かしている。

 作曲する際、スパイク・リー監督から具体的なアイデアを聞かされていた彼は、ラッシュを見ながら自分のアイデアと融合させたそうで、「スパイクが最初に言ったことは、R&Bバンドをオーケストラの一部に入れたいってことだった。すごくいいと思った」と話している。「最初に彼が送ってくれた映像(を見た時)、すぐにジミ・ヘンドリックスが脳裏に浮かんだ。革ジャンやアフロやベルボトム・パンツを見ていたら、彼がウッドストックで国歌を弾いた録音を聴いた時のことを思い出したんだ。それまで聴いた中で最も愛国的でアメリカ的なものだなって当時思ったことを覚えている。あれを(『ブラック・クランズマン』の)音楽のサウンドの一部にしなければって思った」と彼は振り返った。

 今回がブランチャードの初ノミネートだが、ベテラン監督のリーにとっても待望の初<監督賞>ノミネートとなった。「(リーのノミネートが)うれしいし、バリー(・アレクサンダー・ブラウン、<編集賞>ノミネート)のこともうれしい。彼らとは30年一緒に仕事をしてきた。バリーとスパイクとこの瞬間を分かち合えることが光栄だし、恵まれていると思っている。長い道のりだったけれど、とても長い間僕たちは楽しんできたんだよ」と彼は語っている。


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