『アクアマン』ジェームズ・ワン監督、全米初登場No.1のカギは「ファミリー」と明かす
『アクアマン』ジェームズ・ワン監督、全米初登場No.1のカギは「ファミリー」と明かす

 2019年2月8日より日本公開となる『アクアマン』の監督ジェームズ・ワンが、全米の公開を競合がひしめくクリスマスシーズンに合わせた理由を明らかにした。

 『アクアマン』の全米公開日である12月21日は、クリスマスのホリデーシーズンを狙う競合がひしめく激戦区で、19日に『メリー・ポピンズ リターンズ』、同21日に『バンブルビー』など、各社の冬の一本が勢ぞろいした。超大作『ワイルド・スピード SKY MISSION』を手掛けたジェームズ・ワン監督は、「この企画が始まった初日から僕はクリスマス時期を狙っていたんだ。なぜなら、僕はファミリー映画を作っていたからだよ。これはヒーローの物語だけど、家族の絆を描いた映画なんだ。だからクリスマスの時期を狙いたかった。その頃たくさんの映画が公開されることは知っているよ。でも少なくともトライしてみたい!と思ったんだ」と、その理由を明かしている。さらに「以前ジェームズ・キャメロンが『アバター』を12 月に公開するとしていた時、僕はたぶんそれまでには完成しないだろうと踏んでいた。だから僕は『もし、彼が公開日を動かしたら、クリスマス時期にアクアマンを公開したい!』とスタジオに言ったんだ」と、自らスタジオに進言したことも話す。

 全ての海洋生物を操るアクアマンの戦いを描いた海中バトルアクションに、家族の物語があるとは少々驚きだが、監督は「ニコール・キッドマンが演じるアトランティス人のアトランナと、タマラ・モリソン演じる灯台守は恋におちる。そしてアクアマンが生まれるんだ。この2人のラブストーリーは、実はアクアマンのヒーローとしての旅路のバック・ボーンになる。母親と父親の愛の物語が、アクアマンの感情的な部分で非常に大きい影響を与えるんだよ!」と、その関係性を少しだけ明かしてくれた。監督の目論見通り、『アクアマン』は全米そして世界で大ヒットを記録。早くも全世界興行収入は9億4000万ドル、日本円にして1024億6000万円(1ドル=109円換算/1.7時点Box office MOJO調べ)に達している。

◎『アクアマン』
2019年2月8日(金)より全国公開
監督:ジェームズ・ワン
出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ニコール・キッドマンほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
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